日本版『グラインドハウス』を考えてみる

別冊映画秘宝グラインドハウス映画入門』を読みました。

グラインドハウス映画入門 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)

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グラインドハウスアメリカだけのものではなく、映画産業が斜陽化した70年代には日本にも同様のやさぐれ映画館が存在し、刺激的な(扇情的、ともいう)映画が上映されていたという論考は興味深いです。


ここで、”日本版グラインドハウスを作るとしたら”という思考実験をひとつ。


クエンティン・タランティーノロバート・ロドリゲスにあたる日本人映画作家は、と考えてみましたが、ここはやはり三池崇史と室賀厚でいこうと思います。

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本家『グラインドハウス』は、スラッシャー映画とゾンビ映画という、70年代アメリカの場末劇場でかかっていたジャンルをなぞる内容になっていますが、これを日本に置き換えるとなんだろう。


実際の70年代の日本では、東映の実録やくざ路線のB面として、池玲子杉本美樹のスケバンものや、千葉真一の空手アクションが併映されていたものでした。

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ここは一丁、ヤクザ+スケバンで行こう。

室賀厚がヤクザで三池がスケバンね。


んで、三本のフェイク予告編が必要になってくるわけですが、ここは一発刑事まつり』方式でお願いしたい。


夢が広がるなぁ。そんな二本立てで3000円なんて誰も観ないだろうけど。