ファンキー・モンキー・ベイビー

本日は、仙台セントラル劇場の覆面上映を観てきたですよ。

内藤誠監督、山内えみこ主演の「番格ロック」でした。

東映ピンキー・バイオレンス浪漫アルバム

70年代前半、東映ではヤクザ映画の併映作品として一連のピンキー・バイオレンスを製作しておりましたが、この「番格ロック」は「仁義なき戦い・代理戦争」と併映された作品です。

仁義なき戦い 代理戦争 [DVD]

ちなみに、

• 「仁義なき戦い [DVD]」のB面→「女番長」
• 「仁義なき戦い 広島死闘篇 [DVD]」→「狂走セックス族」
• 「仁義なき戦い 頂上作戦 [DVD]」→「女番長・タイマン勝負」
• 「仁義なき戦い 完結篇 [DVD]」→「極悪拳法」

でした。

これを見てもわかるように、「完結篇」が公開された1974年以降は、ブルース・リーの人気に影響を受けてか、空手映画が実録ヤクザ映画のB面になり、スケバン映画は衰退していくのでした。

ちなみに「新 仁義なき戦い [DVD]」の併映は、石井輝男監督、千葉真一主演の、映画史上に燦然と輝く珠玉のウルトラ馬鹿映画「直撃地獄拳・大逆転」でした。

こういう記録を見るたびに、あぁ20年早く生まれたかったと思わされます。

「番格ロック」主演の山内えみこは、池玲子や杉本美樹に続くスケバン女優として期待されていたのですが、ジャンル自体の衰退によって、その後の活動はあまりパッとしないものでした。

この映画の一番の見どころとして、キャロルが本人役で登場しており、B級女優たちが踊る場面のバックとして「ファンキー・モンキー・ベイビー」をプレイする矢沢永吉という強烈な映像が拝めます。

ファンキー・モンキー・ベイビー

当時はまだ永ちゃんもビッグになる前だったんですねぇ。

来週は、鈴木則文監督の「トラック野郎 一番星北へ帰る [DVD]」。

鈴木監督が来場され、挨拶されますので近在の方は是非おいでください。