心・技・体!(いろんな意味で)

朝青龍を診断した医者が、精神科医でなく包茎手術の専門家だった、というのが話題になりました。


http://www.zakzak.co.jp/spo/2007_08/s2007080602.html

仮病疑惑で自宅引きこもり状態が続く朝青龍(26、高砂部屋、写真)を「神経衰弱」と診断した本田昌毅医師(37)が、包茎手術などの形成外科を専門として形成クリニックを経営していることが6日、分かった。ただ、医師免許があれば、専門領域は限定されない。本田医師は夕刊フジの取材に「精神科が専門」と答えているが、学会内では「彼は形成外科が専門のはずで、診断には疑問が残る」と指摘する専門家もいる。

夕刊フジが6日朝、沖縄医院に出勤前の本田医師を直撃すると、「私の中では(包茎治療も精神治療も)一緒。コンプレックスを治療する意味においては、その元を絶たねばならないので、矛盾はしない。精神保健指定医にも認定されている」と話した。

このニュースの可笑しさは、2007年夏季バカニュースの白眉といってもいいと思いますが、一方、こういうデータも出ています。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007081300019

米医学専門誌アヌルズ・オブ・プラスティック・サージェリー8月号に掲載された調査報告によると、豊胸手術を受けた女性の自殺率が一般平均の3倍に達することが分かった。1965〜93年に手術を受けた3527人を追跡調査した。

 豊胸手術と自殺との因果関係は解明されていないが、調査報告を執筆した大学教授は米紙に「手術を受けた女性の多くが心理的な問題を抱えており、手術後もその状況が改善しなかったのではないか」との見方を示した。
 米国では、出産後に体形を元に戻したい母親と外見的な若さを維持したいベビーブーマー団塊世代)を中心に美容整形が人気で、2006年の美容整形手術は過去最高の約1100万件に達した。中でも豊胸手術が最も多かった。

男性にとっての包茎手術と、女性にとっての豊胸手術が対照かどうかは考える余地があるかもしれませんが、まぁどちらにしても術前術後のカウンセリングが大事であることは間違いないんでしょう。


そういえば、『山おんな壁おんな』がドラマ化されて好評ですが。

原作の高倉あつこ先生には、こんな作品もあったりします。それに、出世作はコレだし。
ハゲしいな!桜井くん (1) (講談社漫画文庫)

ハゲしいな!桜井くん (1) (講談社漫画文庫)



初代春日野親方となった横綱栃木山は、大正14年に三場所連続優勝したのち突如引退して世間を驚かせました。

その六年後には、全日本力士選手権トーナメントに出場し、現役選手を蹴散らして優勝していますから実力が衰えたわけでないのは明白です。

一説には、頭髪の衰えによってマゲが結えなくなったためといわれています。


また、この人の弟子の横綱栃錦(後の春日野理事長)は、土俵入りの際に踏み出す足を間違ったから引退したといいますから、力士ってのもいろんなカウンセリングが必要なものなんですなぁ。