プロレス衝撃映像

格闘技好き/プロレス嫌いの方にしばしば見られる誤解として、

  • プロレスはイージーな見世物

という認識の甘さがあります。これは、少しでもプロレスを知っている方ならわかりますがとんでもない話で、数ヶ月に一試合のうえ好きなときにギブアップできる格闘技と、年に百試合もやる上に決められたストーリーを表現し切らなければならないプロレスとを比較すること自体がナンセンスなわけですよ。


んで。



プロレスの試合で起こったミス&アクシデントを集めた動画です。

ヘッドスプリングで起き上がり損ねる、ドロップキックでこけるなどの可愛いものから、パワーボムを失敗して頭から落とす、飛び技を失敗して頭から落ちるなど危険なものも。

FMWハヤブサが頚椎損傷の重傷を負ったときのもありますね。

ハヤブサ降臨 そして不死鳥はよみがえる

ハヤブサ降臨 そして不死鳥はよみがえる

2001年に負傷したハヤブサは、全身不随となり一時は生死の境をさまよいましたが、懸命のリハビリにより立ち上がるまでに回復。

現在は、歌や演劇でライブ活動を行っているそうです。
http://blog.livedoor.jp/fushichou/
(↑ハヤブサのブログ)


また、「金網マッチに乱入しようとするも、扉が開かず焦る」という段取り上のミスなんかもあります。

F5の体勢に入ったブロック・レスナーが、相手を担いだままで戸惑っているあたりはなんともいえない哀愁を感じさせますね。


段取り上のミスといえば、こちらも忘れられませんね。

1987年3月26日、大阪城ホールで行われたアントニオ猪木vsマサ斉藤戦。

そこに海賊男ビリー・ガスパー(中身は故ブラック・キャット)が乱入、猪木に手錠をかけるはずが間違って斉藤に手錠をかけてしまい、試合はグダグダのまま不透明決着を迎え、怒り狂った観客が暴動を起こし、放火までするという日本プロレス史上最悪の事態となったのでした。


頭を抱えるミスター高橋の姿は印象的です。





もうちょっと刺激の強いアクシデント映像が欲しい、という方はこちらをどうぞ。

(↑ショッキングにつき閲覧注意)
2001年に行われた、”サイコ”シッド・ビシャスvs”パパ・パンプス”スコット・スタイナーの一戦ですね。


トップロープからダイビング・キックを放ったシッドですが、片足で着地してしまった(プロレスのいろはが全く身に付いていない証拠。ふつうなら背中で受身を取る)ため、脚がぽきんと完全に折れています。


シッドはこれ以前から問題行動が多く(試合をサボって草野球の試合に出る、ミーティングに遅刻する、それをとがめた先輩レスラーをハサミで刺す、など)、試合のしょっぱさもあって人気は低迷、この骨折後はレスリング・ビジネスからフェイドアウトしていったのでした。



もひとつ刺激の強いところを。

(↑激ショッキングにつき閲覧注意)
これは、プエルトリコで行われたマニー・フェルナンデスvsインベーダー3号の試合。

フェルナンデスのニードロップを腹に喰らったインベーダー3号が、口から大量の血を吐くというものです。


これ、昔ゴングから『プロレス衝撃の決定的瞬間!』てタイトルでビデオ発売されてたので、実物は見たことなくても広告とかでこの吐血写真を見たことある、というトラウマ持ちの方も多いでしょう。


ただ、この吐血に関してはフェイク説もあり、額面どおりには受け取れないということも付け加えておきます。



…いかがでしたでしょうか。
いやー、プロレスって怖いもんですねぇ。