おかしいですよ、息子さん!
なにはなくともこのニュース。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070515it05.htm
15日午前7時ごろ、福島県会津若松市の会津若松署に、同市内の県立高校3年の男子生徒(17)が「母親を殺しました」と、一人で自首してきた。
男子生徒は、切断された女性の頭部を通学用の手提げカバンに入れて持っていた。署員が生徒の自宅アパートに駆け付けたところ、頭部を切断された女性が布団の上で死んでいるのが見つかった。
男子生徒は「15日午前1時30分ごろ、寝ていた母親を1人で殺害し、切断した」「誰でもいいから殺したかった」と供述しており、同署は殺人の疑いで生徒を緊急逮捕した。
このニュースに関して、また「最近は物騒な事件が多くて親子の絆がうんぬん」みたいなこと言う人がウンカみたいにいっぱい出てくると思います。
普段からうちのブログに来てる人たちはそんなのにひっかからないと思いますが、いちおう、少年による親殺しのデータを見ておいてください。
http://kangaeru.s59.xrea.com/nikushin.htm
グラフにするとこちら。
http://kangaeru.s59.xrea.com/G-sonzokusatu.htm
個人的に、今回の会津若松市の事件から連想したのは昭和26年のこちらの例ですね。
京都府京都市の京都大学で、無職(30)が母親(55)の頭部を仏像で殴って殺害、竹棒5本で脳をえぐり出し、全裸にして縄で縛って引きずっているところを逮捕された。1年前に母子で江戸川乱歩邸を訪ねて探偵小説の原稿を見せており、乱歩の推薦で探偵作家クラブに入っていた。京大心理学科卒業。「就職先ができたと偽って連れてきて安楽死させた。一切の秘密は母の肉体に秘められている。母は若返り法を実行していた。凶行場所は高度の医学的集団の連中も手を出せない場所だから選んだ。脳は彼らで作れないから取り出す必要を感じた」などと自供。
この犯人は逮捕後まもなく拘置所で自殺したため、精神鑑定は行われませんでしたが、供述内容はかなり病的なものを感じさせます。
海外に目を向けても、母親の首を切ったというとエドモンド・エミル・ケンパーとかヘンリー・リー・ルーカス*1とかいった有名なシリアルキラーたちが思い浮かびます。
今回の事件も、少年法の厳罰化だの親子の絆の崩壊だのといったレベルの話ではなく、もっとおぞましいなにかの存在を感じさせますね。
それにしても。
埼玉テレビで、よりによって今日から「機動戦士Vガンダム」の再放送を開始するというのはなんともはやですね。
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今回の事件でも、容疑者の少年からカバンを渡された警官たちがつぎつぎにゲロ吐いてたりするんでしょうか。
*1:正確には、ルーカスの母の首は切断はされていない。切り裂かれて頚骨を引きずり出されただけである