The prostitutes are not the women who will be blamed for nothing

1888年、ロンドンはイーストエンドの貧民街、ホワイトチャペル地区で五人の売春婦が鋭利な刃物で刺し殺され、新聞社に犯行声明文が送りつけられるという事件が発生しました。

声明文には「オレは淫売どもに怨みがある」とあり、「jack the ripper」の署名が付けられておりました。これが世に名高い切り裂きジャック事件です。

切り裂きジャック―闇に消えた殺人鬼の新事実 (講談社文庫)

切り裂きジャック―闇に消えた殺人鬼の新事実 (講談社文庫)




ベトナム戦争の帰還兵だったアーサー・ショウクロスは、暴行・放火・幼児殺害などで何度も服役したのち、1988年から89年にかけて11人の女性(うち9人は売春婦だった)を殺害して遺体の一部を食べ、90年に逮捕されて懲役250年の刑を受けました。


ベトナムの戦場では「女ベトコンが米兵向けの売春婦に扮して、買いにきた米兵の性器を切断する」という噂が流布しており、それがショウクロスの売春婦への攻撃性につながったものともいわれています。




1975年から80年にかけ、英国ヨークシャー州のピーター・サトクリフという男が、女性をハンマーで殴ってはナイフで切り裂いて殺害するという連続殺人を犯しました。


切り裂きジャックの再来と言われ「ヨークシャーの切り裂き魔」という呼び名で知られています。


逮捕されたサトクリフは「『売春婦を殺し、地上を浄化せよ』という神の啓示を受けた」と供述しましたがこれは精神異常を訴えるための法廷戦術と思われ、実際には犯行の数年前、売春婦にボられたうえに不能を哂われたことがきっかけだという見方が一般的です。


最終的には13人の女性が殺害され、後半の犯行になると売春婦でない学生や主婦も被害者となり、ほとんど無差別殺人となっていました。





1972年、アメリカの元警官ジェラルド・シェイファーが、二人の少女の首を吊って殺害した容疑で逮捕されました。

彼の自宅からは「売春婦の首を吊って殺害し、死姦する」という筋立ての自作小説が押収され、女の首を吊ることへの異様なこだわり、そして売春婦への激しい憎悪がおそろしく濃厚に匂う内容は読む者を戦慄せしめます。

平気で人を殺す人たち―心の中に棲む悪魔

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1987年に逮捕されたゲイリー・ヘイドニクは、自宅の地下室に穴を掘って牢をつくり、そこに六人の女性(すべて黒人で、ほとんどが売春婦だった)を拉致してきては監禁、暴行・虐待のかぎりを尽くして二人を殺害していました。


父親に罵られて育った、また極端な人種差別主義者でもあったヘイドニクは、自分よりも「劣っている」女にしか自信を持って接することができず、そのため「黒人の売春婦」という相手ばかりをその歪んだ欲望の対象としたといわれています。




1996年、広島市のタクシー運転手日高広明は、繁華街をタクシーで流しては売春婦を拾い、車内で絞殺し所持金を奪うという犯行を繰り返しました。


女子高生から40代まで、被害者は四人。


法廷で日高は「殺人を犯すことで自分を特別の人間と思うようになり、人を殺すこと自体が強い刺激になり、殺人に快感を覚えた」と証言しました、日本には珍しいとされる快楽殺人の実例です。


日高は死刑判決を受け、昨年のクリスマスに広島拘置所で処刑されました。




ちょっと前は「中絶」が話題になっておりましたが、今度はどうも「売春婦への差別」があちこちで話題になっている様子。はてなはみんなこういうの好きだなぁ。


iumashさんがこちらでまとめられています。
http://d.hatena.ne.jp/inumash/20070316/p1



「汚らわしい淫売は軽蔑されて当然」なんて言ってる人もけっこういますが、そういう人は、このエントリで挙げた人たちのお仲間ですからね。