ファンタスマゴリア

本日発売のビッグコミックオリジナルに掲載されていた「最強伝説黒沢」を読んだのです。

最強伝説黒沢 9 (ビッグコミックス)

最強伝説黒沢 9 (ビッグコミックス)

( ゚д゚) ポカーン
 

(つд⊂)ゴシゴシ 


(;゚д゚) 

 
(つд⊂)ゴシゴシ 



  _,._ 
(;゚ Д゚)…え? 

死んでしまいまった。


何ですかこのラストは。どういうことですか。人気が無かったのですか。


天―天和通りの快男児 (18) (近代麻雀コミックス)

天―天和通りの快男児 (18) (近代麻雀コミックス)

まぁ福本伸行先生は、「天」で赤木しげるが死ぬときにも同じような心理描写をしてましたから、こういう走馬灯ものが描きたかったのかもしれません、となんとか好意的に受け取ることにしましょう。

黒沢の墓石を削って持ってっても、ギャンブルに勝てるとは思えませんけどね。
というか、「いつからヘンなルールの麻雀になるのかなー」という疑念が最終回まで拭えない作品でした。



走馬灯もの、ということでもうひとつ、こちらの作品をご紹介しておきます。

地獄変 マジカルホラーシリーズ5 (マジカルホラー (5))

地獄変 マジカルホラーシリーズ5 (マジカルホラー (5))

この作品では、ラストでそこまで築き上げてきた世界を一気に崩壊させるカタルシスが味わえますが、世界が血の海に沈んでいく大破壊の中、主人公の目の前に、走馬灯のように祖父母や両親の姿が浮かぶ…のではなく、祖父母や両親の姿を映した巨大な走馬灯そのものが血の海の中からザバーっと浮かんでくるという最高にシュールな表現がありました。


黒沢にも、アジフライや安全太郎を映した走馬灯がビールの海からザバーっと浮かんでくるような遊び心が欲しかった…かといわれるとちょっと違うような気が。