悪魔の化身

広島の女児殺害事件で、ペルー人の日系三世の男が逮捕されました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051130-00000021-maip-soci
在日ペルー人の間では、「ペルー人のイメージが悪くなる」と心配が広がっているようです。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20051201k0000m040020000c.html
もしこの犯人が韓国人か中国人だったら、あっというまに2chにスレが乱立しまくり、あちこちのブログで「不良三国人を排斥せよ」という論調が展開されてたことでしょうねぇ。

犯罪者像として、マスコミが好む「ロリコンのオタク風」でもなく、ネット論者が好む「特定アジア人種」でもない。

ニュースバリューがしゅしゅしゅとしぼんでいくのを感じています。



しかし、この犯人。地球の裏側のペルーからわざわざ女の子を殺すために日本くんだりまでやってきたんでしょうか。

これから、言葉もよく通じない日本の刑務所で何十年も暮らすんだろうなぁ。


この人の人生、なんだったんだろう。



どうせだったら、ペルーの隣国のエクアドルに行けばよかったのに。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/murder/text/barbosa.html
おなじみ「マジソンズ博覧会」で紹介されている、このバルボサなる殺人犯。

少女を71人殺害し、かの国の最高刑である懲役16年を受けて服役しているんだそうです。


エクアドルには被害者への配慮とか応報思想とかないんでしょうか。


アメリカでは、看護学生寮に押し入って八人の女性を暴行・殺害したリチャード・スペックという男が、懲役1200年の刑を受けたことがあります。

また、タイでは郵便物を大量に隠匿していた男が10万年を超える懲役刑を受けたことがありました。

単純に罪を加算していくとこういう現実離れした数字が出ることもありますが、日本の刑法の加算方式だと大きな罪が他の罪を吸収してしまうことになるので、どちらがいいかはなんとも言えない部分ではありますね。

この「北斗の拳」DVDには、羅漢仁王拳の使い手である殺し屋・デビルリバースが登場します。
700人を殺し、死刑執行を何度も生き延びて懲役200年を受けたという、ケンシロウとの対比から概算すると優に20mを超える巨人。

どうやって逮捕したんでしょうか。


コイツは700人殺して200年なので、一人あたりおよそ104日という計算になります。
当時はこれでもムチャクチャだ、と思ったものでしたが、バルボサは71人で16年ですので、一人あたりおよそ82日。


人一人殺して三ヶ月足らずで出てこられるんじゃたまったもんじゃねーな。



今回のペルー人容疑者、現時点では容疑を否認しているそうですが、警察にはきちんと真相を解明してもらいたいものです。

間違っても、外国人だから怪しい、という短絡的な発想でないことを願うばかりです。