暗闇の虎

プロレスラーのエディ・ゲレロ選手がお亡くなりになりました。
WWEでは、追悼TVテーピングも行われたそうです。

わたしはアメプロって全然観ないので、最近のWWEでの活躍ぶりは噂に聞く程度でしか知りません。
彼といえば、90年代中盤の新日本プロレスで二代目ブラックタイガーとして活躍していたのが印象的でした。当時の新日ジュニア戦線には、獣神サンダーライガーを中心に、エル・サムライワイルド・ペガサスクリス・ベノワ)といった強豪が勢揃いして、連日連夜、信じられないような荒業を連発していました。


雪崩式フランケンシュタイナー、スイングDDT、雪崩式垂直落下ブレーンバスターととめどもなくエスカレートしていき、ついにはベノワが大谷晋二郎相手に雪崩式ツームストーン・パイルドライバーまで披露するに至り、プロレスの可能性が目の前でグングン広がっていくのを目の当たりにできた幸福感と、どこまでも過激になるムーヴに対し覚えた不安感とを昨日のことのように思い出します。

テレビの解説をしていたマサ斎藤が、ブラックタイガーの出番に「彼はレスリング一家出身なんですよ」とさりげなく正体をバラすようなことを言っていたのも印象的でした。

まだ38歳。あまりにも早過ぎます。

今年は、早過ぎる訃報が相次いだ年だったなぁ。