オーロラエクスキューション
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: おもちゃ&ホビー
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本日のエントリは、この黄金聖闘士とはとくに関係ありません。
二宮ひかる先生の「ハネムーンサラダ」コンビニ版下巻が発売になりました。
ハネムーンサラダ サウザンアイランド篇 (マイベストリミックス)
- 作者: 二宮ひかる
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2005/11
- メディア: ムック
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登場人物たちが、子供の頃持っていた「将来の夢」について語るというもの。
主人公である夏川の子供の頃の夢は、「パイロット」ただし視力が落ちたので諦めた、というもの。相変わらず面白みに欠ける男ですね。
ヒロインの一人である遙子は、「昼間からお風呂に入れる職業」。
子供の頃に、空き地に捨ててあったエロ本を読んだ遙子さん。そこには、「夫婦で毎晩お風呂に入るが、ついついそこで行為に及んでしまうので、シャンプーは昼間にもう一度お風呂に入ってする」という主婦の告白投稿が載っていまして、この影響で「昼間からお風呂に入れるヒマのある職」につきたいと思うようになり、長じて作家になった、というものです。
空き地に捨ててあったエロ本を読んで激しく興奮する8歳の少女という、誰のためかわからないサービスが拝めます。
そして、もう一人のヒロインである一花さん。
小学生の頃、「将来の夢」という作文で、「べつになりたいものはありません」と書いたというオチです。
この人の持つ暗黒エネルギーが今回も噴出してますね。「ハッピーバースデイ」の扉なんて怪奇ものにしか見えなかったもんなぁ。
翻って自分のことを考えてみますと、わたしも「べつになりたいものはない」子供だったなぁ。
あんまり、やりたいこととか憧れとかなかったんですね。
そんなわたしが、唯一憧れたことのある職業。
それは、死刑執行人でした。
日本死刑史―生埋め・火あぶり・磔・獄門・絞首刑… (DARIN BOOKS)
- 作者: 森川哲郎
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 1987/04
- メディア: 単行本
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あるとき読んだ本で、現代日本の死刑について書かれた章を目にしました。
そこには、
- 執行の日は、午前中で仕事終わり
- 執行一度につき、2万円の手当がつく
と書かれていたのです。
これはお得だ。
どうせ殺すのは死刑になるような極悪人だから、むしろ愉しんでやれそうだし。
死体の片付けとかは無期の囚人にやらせるから、あんまり面倒くさくなさそうだし。
いいじゃん、死刑執行人。
なんて思ったのですが、考えてみれば死刑執行というのは毎日あるわけではありません。
執行の日以外には、刑務官として毎日ツライ仕事をしなければならないわけです。
そのことに気付いたわたしは、執行吏への道を諦めたのでした。
もしもそのことに気付かなければ、小学校の作文で「ぼくは大人になったら死刑執行人になりたいです」と書くハメになるところでした。危なかった。
そんなの書いてたら、きっと親が学校に呼ばれてたでしょうねぇ。