永久機関

ドクター中松は実はエライ」

という、とんでもない誤解をしている方もまだいらっしゃるようですね。
ちょっと前に放送された、浜田雅功さん司会の「オオカミ少年」というクイズ番組でも、

ドクター中松さんてアメリカではすごいんですってねー」

というようなことを言ってました。
たしかにアメリカでは「ナカマツ・デー」を制定している市があるそうですが、市に寄付金を払えば記念日を制定してくれる制度があるので、別に有難味のあるものではありませんね。


ドクター中松といえば、フロッピーディスクを発明したという触れ込みが有名です。

しかし、ドクター中松が発明したのは「ナカビゾン」という録音機材で、これは紙の裏に磁性体を塗り、回転するヘッドで情報を読み取って再生するというもの。
実際のフロッピーとは逆の動きですが、これを強引にIBMにねじ込んでいくらかのロイヤリティをいただいた、というのが真相のようです。



さてさて。



うちの古い道具を整理していたら、そのナカビゾンが出てきました

この機材、70年代ぐらいまで教育機器として市販されていて、うちの親も騙されて買ったんですね。


いくつか、当時録音したシートが残っていたので再生してみると、

  • 27年前に亡くなった祖父の声
  • 当時6歳のアニキが歌う、ぴんから兄弟の「女のみち」

女のみち/女のねがい

女のみち/女のねがい

などが残っていまして、なかなか捨てられないものがありました。

わたしの幼い頃の音源もありまして、聴いてみましたら、当時2歳のわたしが何やら歌っております。

よく聴いてみると、

「きみーにもー、みえーえるー、うーるとらのー、ほーしー」

・・・「帰ってきたウルトラマン」の歌でした。
28年間まったく進歩してないのか、オレよorz


最近では、ドクター中松エンジンという燃料を必要としないエンジンを開発していましたね。
アントニオ猪木も同じようなのに関わっていましたが、猪木と中松という二台胡散臭巨人のやる超胡散臭い事業に出資する人がどれだけいたのでしょうか。