元気があれば何でもできる

芸人の春一番がお亡くなりになりました。

元気です!!!

元気です!!!

猪木のものまね芸人・春一番が肝硬変のため死去 | 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社 猪木のものまね芸人・春一番が肝硬変のため死去 | 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社

燃える闘魂アントニオ猪木(71)のものまねで一世を風靡した芸人の春一番(本名・春花直樹)が3日、都内の病院で肝硬変のため死去したことが、本紙の取材で分かった。春さんの所属事務所が本紙の取材に認めた。47歳だった。

 春さんは1985年に片岡鶴太郎(59)の弟子として芸能界入り。猪木の“完コピ”で話題を呼び、人気者となった。だが、大のアルコール好きがたたって2005年に腎不全で入院。すい臓、肝臓、腎臓と内臓を全部やられて体重が激減。骨粗しょう症にもかかり、長期休養していた。

 ここ2〜3年はエスパー伊東の誘いで芸能事務所「アネット」に所属。酒は1日おきにたしなみ、週末に営業するというスタイルで、体調を考慮しながら仕事を続けてきた。

 アネット関係者によると「2日夜に酒を飲んで就寝した。けさ4時に奥さんが目を覚ました際はいびきをかいていたが、奥さんが6時ごろに目を覚ますと呼吸が止まり、体が冷たくなっていた。急いで救急車を呼んで病院に運んだが、蘇生措置も実らなかった」。

 検死の結果、事件性はないと判断された。子供がなく、二人三脚で歩んできた夫人はあまりに急な事態に泣きはらしているという。

 通夜・葬儀の予定は現時点では未定。

 最近、テレビ番組や営業で共演していたエスパーは「あまりに急で事態がのみこめない。1か月前にも仕事したばかり。まだ信じられない」と言葉少なだった。

春一番が、猪木モノマネでブレイクするきっかけになった番組のひとつが「お笑いウルトラクイズ」でした。

ビートたけしのお笑いウルトラクイズ!! Vol.1 [DVD]

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この番組では、プロレスラーの足の裏に書かれた文字を読むクイズ(という体裁の乱闘コント)が恒例の企画だったのですが、ここで大活躍したのが春一番で、アントニオ猪木にそっくりな話し方と、貧弱な体格のギャップが面白く、加えて、最後には「今日も負けてしまいましたが!」とマイクアピールをして、「1,2,3、ダー!」で〆るというのが毎回のお約束になっていました。


このコントで春一番は、猪木モノマネでは先輩の井手らっきょとコンビを組んでダブル猪木をやっていましたが、井手らっきょが旧来の定番だった、アゴを突き出して「なんだコノヤロー」と言うだけのモノマネに終始していたのに対し、春一番は猪木のしゃべりを忠実に再現するのが当時としては斬新でした。アントニオ小猪木アントキの猪木ら、後発の猪木モノマネ芸人も、基本的には、春一番によって完成されたフォーマットを、自分なりにアレンジしている形です。


近年のアントニオ猪木は、いつでもどこでも(国会ですら)開口一番「元気ですかー!」と叫んでいますが、このセリフが定番になったのも、春一番からの逆影響が少なくなかったんじゃないかと、割と本気で思います。


猪木本人も、春一番の訃報に対し、この言葉を送っているぐらいですし。

春一番氏の逝去に際してのアントニオ猪木のコメント | アントニオ猪木 IGFプロレスリング 春一番氏の逝去に際してのアントニオ猪木のコメント | アントニオ猪木 IGFプロレスリング


送る言葉に相応しくないかもしれませんが、 

あえて、元気ですかー!!を送ります。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

                 アントニオ猪木

これは、猪木による最上級の感謝と愛情の表現なんじゃないですかね。



それにしても、「元気ですかー!」に続くセリフである、「元気があれば何でもできる」っていうのはつくづくすごい言葉ですよね。ちょっと聞いたら「何でも」はできねえだろ、とついツッコミたくなるところですが、人間にとって「元気がある」という前提がいかに大切で貴重なものなのか。人生でいちばん重要なことだと言ってもいいでしょう。ぼくも中年になり、身体のあちこちにガタが来ていますし、身内や知人が亡くなったり病気になったりするのを見るにつけ、「元気があれば何でもできる」という言葉の重みをますます感じるようになりました。まぁ猪木は絶対にそこまで考えてないと思うけど。


春一番のオフィシャルブログは、亡くなる2日前が最後の更新になりました。


2014/07/01|結婚式余興芸人・春一番ブログ「闘魂伝笑」Powered by Ameba 2014/07/01|結婚式余興芸人・春一番ブログ「闘魂伝笑」Powered by Ameba

本当!


30過ぎると


月日が経つのが


早い早い


なんだかんだ云って


この調子で


2020東京オリンピックまで


ヨボチョ〜(Pд`q。とか云いながら


生きてる予感ですな

このわずか2日後に、亡くなってしまうとは。物悲しい記事になってしまいましたねえ。


人間というのはいつかは死ぬものであり、ぼくだっていずれ死ぬ日は来るわけです。その日までこのブログが続いているかどうかはわかりませんが、最後のエントリがどんな内容になるのか、というのも考えておかなきゃいけないのかなぁ。


ちなみに、春一番のお葬式は親族やエスパー伊東ら近親者のみで執り行うとのことで、供花や香典も辞退する、と事務所から発表されましたが、猪木は出席するんでしょうかね。というか、猪木が喪主でもおかしくないレベルだと思うんですけど。