ムチムチ系凶悪ギャグ漫画

サンデーGX」に連載されている、吉田蛇作先生の「デス・プリ」が面白いです。

主人公(たーくん、男子高校生)の幼馴染の女の子、みりこは3歳のころに神隠しにあったが、異世界の女王となって現世を征服しに十数年ぶりに帰ってきた。

たーくんは、傍若無人なみりこをなんとかごまかして日常生活を送る。

すごいです。出てくる人物全員狂っているダメ人間です。

  • 好々爺風の町内会長が、実は町内会を力で支配する武術の達人である。
  • 主人公の親友が、怪しいカンフー使いの盗撮マニアで、勝手にみりこの個人HPを運営している。
  • みりこの父親は、娘が失踪したショックを癒すために等身大人形を作って話しかけている。本物のみりこが帰ってきたのに、「おまえなんかわしのみりこじゃない!」と拒絶
  • 主人公の父は、離婚した妻(主人公の母)から養育費をもらってタカリ暮らしている。*1
  • 主人公も、切羽詰ると破壊的行動に出る。小学生のころに、学芸会の主役のプレッシャーから体育館に放火しようとした前科あり。


主人公が放火魔っていうのは前代未聞でしょうな。


吉田蛇作先生は、これまでは成年コミックで描いていた方ですが、どの作品も凶悪ないーかげんさに満ちていて、言うなれば
「ババアの代わりにムチムチした女の子が出てくる漫☆画太郎
みたいな嫌がらせ漫画ですね。

今月で七回目ですが、ちゃんと単行本が出るまでやるんだろうか。

*1:ちょっと「パパと踊ろう」みたいですね