なぜ?の嵐
こちらのエントリが話題になっているようです。
真性引き篭もり/entry - 「いじめによる自殺」を起点として「いじめによる自殺」を語るのは無意味で愚かなことである。
いじめを減らすための策として、「教師の増員」と「学校への警察官の常駐」を挙げておられるのですが、それで結果が出るかどうかは疑問ですね。
いじめ被害者の生徒が、それを家族や学校に訴えることがさらなる事態の悪化を招くことはよく知られていますし、訴える相手が警察官に変わったとしても、結局は「アイツはチクった」となることに変わりはないでしょう。
これを防ぐためには、学校内にいる警察官を、いじめの加害者である生徒たちにそれと悟らせずに、被害者の訴えを聞くことのできるシステムづくりが必要になります。
つまりは、身分を隠した警察官を学校に潜入させることです。
では、どうやって潜入するべきか。
- 教師に化ける
これは一見もっとも簡単なようですが、教師にいじめ被害を訴えることはさらなる事態の悪化を招く、というのは前述したとおりです。
- 用務員に化ける
用務員と生徒は意外に接点が少ないので、相談を受けるほど親しくなることは難しいでしょう。
- 図書館司書や購買のおばちゃん
これも同様で、生徒間の情報を掴むことは困難であると考えられます。
ということは、一つしかありません。
- 生徒に化ける
これです。
卓越した技量を持つ若者を特命刑事として採用し、問題のある学校に転入させ、生徒としての立場で情報を収集し、事態を解決に導く。
これなら、被害者と親しくなって相談を受けることも容易であり、それが「チクリ」とされることもないでしょう。
これを実践した警察関係者としては、暗闇警視が有名です。
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実写版では長門裕之が演じておなじみですね。
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ちなみに、「スケバン刑事」の原作は1976年にはじまっていますが、それより2年前の1974年に日活で「すけばん刑事 ダーティ・マリー」という映画が製作されています。
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まぁこっちのすけばん刑事は、セーラー服着てないしヨーヨーも持ってないし、敵はムチ持った海槌麗巳とかじゃなくて他人の情事を盗み撮りして恐喝する小悪党なんですけど。
ラストで、主人公が警察手帳をダイナマイトで爆破するあたりは「ダーティハリー」の影響が大ですね。
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キャラハン刑事が学校に常駐していたら、きっといじめも無くなることでしょう。