只今よりー!全選手!入場式を行います!

プロレス・格闘技界は、前田日明の業界復帰の話題でもちきりです。

無冠前田日明

無冠前田日明

3月26日には、前田と、新日を退社した上井文彦氏が中心となる格闘技イベント「HERO’S」がさいたまスーパーアリーナで開催されます。
http://www.so-net.ne.jp/feg/report/20050307r_11.html

今をときめくエメリヤーエンコ・ヒョードルアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラも、元はと言えば前田のリングスで来日した選手ですし、今後も強豪の発掘が期待されるところです。


ですが、個人的には古田信幸氏のリングアナ復帰があるのかどうかが最も気になっています。
株式会社ケンユウオフィス

この方は、声優としてアニメに出演もされていますが、1988年の第2次UWF旗揚げからリングアナウンサーとして参加*1し、プロレスファン・格闘技ファンの間ではかなり有名になりました。


とにかくものすごい迫力の大音声シャウトを炸裂させていたからです。


一般に、プロレスのリングアナというのは、団体の宣伝マンとか、リング屋*2さんがやることが多いです。

この方なんかは有名ですね。いまや新日の宣伝部長にまで出世されましたが、以前は試合開始前にリングの横でトレーニングしている姿が見られました。


しかし、古田氏は珍しい外部スタッフとしての参加でした。
この辺も、旧態依然としたそれまでのプロレス界とは違った、UWFの洗練された雰囲気を感じさせる部分だったものです。

UWFは、レーザー光線やスモークといった演出効果をプロレスに持ち込んだことも斬新でしたが、試合開始に先駆けての「全選手入場式」を導入したことでも評価されるべきでしょう。
現在のK-1やPRIDEでも、これらの演出は導入されています。


で、この入場式のときの



「只今よりー!全選手!入場式を行います!」



というときのド迫力シャウトはファンの度肝を抜いたものでした。


PRIDEやK-1での、絶叫型アナウンスには古田氏の影響が色濃くみられます。
ここらで一発、元祖のシャウトを聴きたいと思っているのはわたしだけではないでしょう。

前田日明を呼び出す声は、やはりあの


「前田ぁー!ぅあきぃーらぁー!」


という独特のフェイクを交えた大音声であってもらいたいですね。

*1:91年にUWFが崩壊した後は、前田に帯同してリングスに参加。

*2:巡業に帯同し、リングの設営やグッズ・パンフ等の販売を手がける業者。主に興行会社の子会社であることが多い。