田舎のプロレスあるある
<昨日の話から続く>
プロレスを理解するうえで「都会:田舎」という対立軸はたしかに存在しており、言い換えると「洗練:土着」「派手:地味」「闘争:祭事」と表現することもできる。
かつては「メジャー:インディー」という位置づけがこれと同じ役割を果たしており、90年代に青春を過ごしたプオタならば「前田日明:大仁田厚」と表現すればわかるであろう。もっと遡れば「アントニオ猪木:ジャイアント馬場」と言ってもいい。いまならさしづめ「オカダ・カズチカ:スーパー・ササダンゴ・マシン」あたりだろうか。
幼いころからバリバリの新日派で、一時期はUWFに傾倒しその結果ほとんどのサブミッションをマスターするに至ったオレではあるが、地方在住の哀しさゆえ、実際にライブ観戦したのはほぼ全て「田舎のプロレス」である。先だっては片道3時間かかる酒田市まで大日本プロレスを観戦しに行ってきた。これがもう「田舎のプロレス」の面白さを凝縮したような興行だった。酒田みなと市場デスマッチ観戦記 - 男の魂に火をつけろ!
大日本プロレスは横浜市を拠点とする団体で、東京でのビッグマッチも開催しているため決して田舎の団体ではないのだが、創始者であるグレート小鹿のカラーを反映してか土着的なムードが濃く、「田舎のプロレス」がよく似合う男たちである。
「田舎のプロレス」には田舎のプロレスなりの面白さがある、というのは確たる事実であり、ツイッター上では「#田舎のプロレス」というハッシュタグがトレンドに上がるほど、ファンがその楽しさを声に上げて表現したのであった。
これだいたい全部ホントだからね。
中でも素晴らしいのが、このツイートであった。
- 暗黒プロレス組織666 山田太郎選手
とてもあたたかい #田舎のプロレス pic.twitter.com/Js2sXt5xhi
— 闘う鍼灸師 山田太郎/神楽/THE101 (@tarochan666) 2016年11月24日
やっぱりいいなあ、プロレスって。