とんでもないAVを見た話(前篇)
さて、今月はおっぱいのことばっかり話題にしてるので、いろんな人から怒られそうな予感もしますが、今日もアダルトな話題となります。
折りたたむ前にキモの部分を書いておきますと、「春原未来という女優は、通常のAV女優とは違う次元で表現をしようとしている」ということです。
(※以下18禁、かなりハードなので閲覧にはそれなりの覚悟をしてください)
昨年の秋ごろから、このブログに吹き荒れているアダルトビデオ&春原未来ブーム。
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今回取り上げる新作は、1月に撮影され、4月に発売されたこちらの作品です。
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出演本数400本にも達する売れっ子で、2014年にはスカパー!アダルト大賞にもノミネートされた人気女優の春原未来は、2012年の1月にデビューしてから、2013年の後半まで「不自然な演技をしたくない」という理由でレズ作品をNGにしていたのですが、自身も元女優の鬼才・真咲南朋監督とタッグを組んでの「レズれ!」3部作以降はこの分野でも比類のない才能を発揮し、いまやレズの女王とすら呼ばれることもあります。
その春原が、また真咲監督とタッグを組んでレズ・ドキュメントに挑むのがこの『レズ・オーガズム』。
相手役には、現役女子大生という触れ込みのインテリM女優、小口田桂子を迎えました。彼女は、2014年5月デビューの若手ですが、デビュー作からいきなり凌辱もので、それからずっとハードなM役ばかり、半年ちょっとで40本もやってきたという女優です。身長171センチと長身で、スリーサイズは84・62・94というむっちりした体格の持ち主。和風の顔立ちで、いかにもMが似合う感じです。
ホテルの一室に桂子を迎えた春原&真咲コンビは、「Mです。いじめてください」という彼女に犬のような首輪をはめ、服を着たままハードな責めを課していきます。ソファに横たわった桂子に、長くねちっこいキス、電動マッサージャーを使った強制オナニー責めのみならず、身体をつねる、手で首を絞める、頬に平手打ちするなどダイレクトに痛みを与える行為も、春原さんは容赦しません。口もとには笑みを浮かべつつ、まったく笑っていない目つきがものすごく怖い。言葉責めもまた容赦なく、顔面を叩きながら「こんなことされても気持ちいいの? 変態だね」と含み笑いしながら言うあたりは、聞いていてゾクゾクするほどの女王様っぷりです。
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ソファから立たせた桂子を床に横たえ、顔といわず胸といわず、ハイヒールで踏みつけるあたりもすごい。刺さりそうなピンヒールではないけど(スクエアヒール、っていうのかな)、固そうなヒールで腹を踏みつけられた桂子が、天井にも届きそうな勢いで失禁する場面にいたっては、凄惨とすら表現できます。
4部構成となっているこのビデオの、第1部はこうして、春原未来が小口田桂子を一方的に責めたてる展開で終わります。
第2部では、春原と桂子、真咲監督の3人がまず食事のため外出し、ご飯を食べながら、2人がなぜAV女優になったのかを語ります。
春原さんは、おなじみのマズロー説を持ち出して「人の役に立てる仕事がしたかった」と語り、桂子さんは「もっと違う自分を知ってみたい」とその動機を打ち明けます。そして、今度は野外での羞恥責めに移ります。
首輪をはめられ、コートの下は亀甲縛りにされている小口田桂子を、春原未来はものすごくうれしそうな顔で、首輪から伸びた鎖を引っ張って連れ回します。冷静に考えれば春原さんのほうもそうとう恥ずかしい状況ですが、おくびにも出さないあたりがすごい。雨が降る中で、通行人の目を逃れながら、下着をはいたまま放尿させて野外パートは終了。
ホテルへ戻っての第3部となります。ここでは、桂子は下着姿で手錠とギャグボールをはめて一人掛けのソファに縛り付けられ、春原も妖艶なパープルの下着姿になり、肉体の限界に挑戦するようなハードきわまりないレズセックスが展開されるのです。春原未来と真咲南朋が前にタッグを組んだ『素顔』『卒業』『挑発』の3部作では、性具は使わず互いの気持ちを表現することを重視した絡みが行われましたが、今作ではあらゆる器具を用いて桂子を責めていきます。乳首を洗濯バサミではさんで指で弾いたり、四つんばいになった桂子の背後から性器に電マを当て、そこに自分の股間も押し当てていったり、パンツを脱いで、身動きのとれない桂子の顔面にまたがって自分の性器を押し付けたり、とアクロバティックな動きを展開していき、最後には双頭ディルド(『レクイエム・フォー・ドリーム』のラストで、レズビアン・ショーに出演させられたジェニファー・コネリーが使ってたやつ)を用いたハードプレイに至ります。
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ここでも、春原さんは得意のディープスロート芸を見せて、桂子さんに、自分の身体にペニスが生えたような感覚を与えようとします。そして2人の性器をつなげると、春原未来はさまざまな体位をとって、あるときは自分が男の役割で桂子を犯し、あるときは女の役割になって桂子に犯されるという、主体と客体が目まぐるしく入れ替わる高度なプレイの果てに(プロレスでいえば、1994年頃のリングスでヴォルク・ハンとアンドレイ・コピィロフがやっていたような、高度な寝技テクニックの応酬にも似た味わいすら感じる)、2人がそれぞれエクスタシーを迎えて、狂乱のハードプレイは終わりを迎えます。
そして、第4部では春原未来と小口田桂子がいっしょに風呂に入り、ハードプレイを終えた2人が、静かに互いの身体をいたわり合うエピローグへと進んでいきます。
……そう思ったのもつかの間、このビデオはここから更なる異様な展開を見せるのであります。
アダルトビデオに不可欠な、ある暗黙の了解。プロレスでいうケーフェイの存在にすら踏み込むことになる、第4部のレビューについては、長くなったのでまた明日お届けします。