コミック雑誌なんかいらない
はてなの人気者、フミコフミオさんのこちらの記事。
アダルト業界出身の人が人生経験豊富な感じで物事を語るのがマジでイミフ - Everything you've ever Dreamed
有名人でも有名だと錯覚している人でも知人でもそうなんだけど、なぜ、風俗やアダルト業界を経た人は人生の全てを知ってるような、経験豊富な感じで物事を語るのか意味がわからないでいる。僕が「別にそのギョーカイ経てなくても…」と言い返したりすると「職業差別だ!」「職業に貴賎なし!」と火がついたように激怒するから厄介で無敵。被差別の立場から差別してないかいそれ。
これね、なんでそうなるのか本当にわからないんだったら、鈴木涼美の『「AV女優」の社会学』を読むといいですよ。
- 作者: 鈴木涼美
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2013/06/24
- メディア: 単行本
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でも、たぶんフミコさんは本当に「意味がわからない」わけじゃなくて、「あいつらの態度が気に食わない」ってだけだから、読んでも何にもならなそうですけどね。
フミコさんの芸風として、「亡くなったお父さん以外の人間はみんな馬鹿で無能で、僕に迷惑をかける奴らばかりだ」という世界観が根底にあるじゃないですか。
今日のエントリも、「風俗やアダルトの人より、無能な上司や馬鹿な部下に囲まれた僕のほうが、ずっと苦労しているし人間の本質をよく知っている」というアピールがこもってるでしょ。フミコさんの文章は昔から好きで何年も読んできてるけど、最近はどうも「僕の周りは馬鹿ばかり」「人間はみんな僕に迷惑をかける」をやたら前面に押し出し過ぎている感じがして、正直、読むのがキツくなってきたんだよなぁ。たまには、楽しかった話とかないんですかフミコさん。