青春☆金属バット

ここ数年、非行少年たちがグループの抗争を代表者による決闘で行い、これを警察が「決闘罪」で検挙するという事例がちょくちょく見られます。明治時代に仇討ち禁止の目的で作られた法律が、長年にわたってあまり活用されていなかったのを最近になって復活させたわけですが、少年たちの行動も昔ながらのヤンキー漫画っぽくなってきたんでしょうかね。絶対、高橋ヒロシの『クローズ』『WORST』から影響されてると思うんですけどね。

んで、このニュースを紹介しますけど「神社で決闘」ってのがいかにも高橋ヒロシくさい。


ことし8月、東京・府中市の神社で、対立する2つの少年グループあわせて29人が、金属バットを準備してけんかをしようとしたなどとして、警視庁は双方のグループのリーダーの少年ら3人を、決闘などの疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、東京・武蔵村山市などに住むいずれも17歳で解体工などの少年3人で、ほかに26人の少年が補導されました。
警視庁の調べによりますと、少年らは、対立する2つのグループのリーダーなどで、ことし8月、府中市にある神社で、金属バットを準備してけんかをしようとしたなどとして、決闘などの疑いが持たれています。
警視庁によりますと、2つのグループは2年前のトラブルの決着をつけるために、けんかをする約束をしましたが、一方のグループのメンバーが金属バットを持っていたことにもう一方のグループが驚いて逃げたため、実際にけんかは行われなかったということです。
警視庁は少年らの立ち直りを支援する対策として、2つのグループを合わせたチームと警察官のチームによるソフトボール大会を11月下旬に開いて和解させたうえで、グループを解散させることにしています。

何だよ最後の段落は。

岡本喜八の『ダイナマイトどんどん』みたいな話だと思いましたが、若い人だったら『ROOKIES』を思い出すほうが多いんだろうなぁ。明日にきらめけ!