春の坂道

はてなで話題になっている記事。


最初の3年で仕事人生の大半が決まる説 - sudoken Blog 最初の3年で仕事人生の大半が決まる説 - sudoken Blog
リクルート出身の意識高いビジネスマン(何屋さんかようわからんが、会社を経営してるらしい)が、新社会人に「3年は死にもの狂いで働け」と語りかけるエントリです。


んで、はてな村って2種類の人が混在していて、こういう記事を「ライフハック」としてブックマークする人もいれば、「意識高い(笑)」と笑いのめす人もいます。
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はてなブックマーク - 最初の3年で仕事人生の大半が決まる説 - sudoken Blog
まぁ、別に意識高い人がいたっていいと思うんですよ。そういう人は毎日仕事にいそしんで、オフの間も仕事のことだけ考えて、ビジネス書を片っ端から読みまくって、そんでハックルあたりのセミナーでも受けておればよろしい。そういう人生があっていけないとは言いません。ぼくはそうじゃない、ってだけの話です。というか、ぼくは別に仕事人生が自分の人生だとは思っちゃいないんでね。



んで、「意識高い(笑)」という反応が気に食わない人が、擁護エントリを上げていて、こちらもはてなブックマークで注目を集めています。


意識高い(笑)と小馬鹿にしてる人に哀れみを感じる。 - 拝徳 意識高い(笑)と小馬鹿にしてる人に哀れみを感じる。 - 拝徳
この記事の人も、起業していろいろ苦労しているらしく、ワタミを尊敬していると言ってみたり、「残業代を欲しがる労働者はバカ」みたいなことを書いて炎上したこともありましたが、今度もやはり揶揄するような反応が多くあります。
はてなブックマーク - 意識高い(笑)と小馬鹿にしてる人に哀れみを感じる。 - 拝神
まぁぼくとしては、よっぽど資金繰りが苦しいんだろうなぁと思うしかないですけどね。この人は、労働者が余暇を持つことがよっぽど気に食わないみたいですが、たぶん、資金繰りで頭がいっぱいで、仕事から離れる余裕がないんでしょう。だから、仕事以外の時間を持ってる人がうらやましいんですよきっと。


そんで、24時間会社のことだけ考えない人々の悪口を書いたあげくに、シメとして、歴史上の人物によるこんな言葉を引用しています。


「小才は縁に逢って縁に気づかず、中才は縁に逢って縁を活かさず、大才は袖触れ合う他生の縁もこれを活かす」

要は、日常生活の中でもアンテナを張り巡らせておけということです。これは仕事に限ったことではなく、趣味の分野でも何でも、どこかで何気なく見聞きしたことが後々で役に立つことはよくあります。お金を儲けることだけじゃなく、人生を楽しむ上でも大切なことです。
で、この言葉を残した人物は誰かというと、

いやね、ちょうど『魔界転生』漫画版の4巻を読んだばっかりだったので、ここで腹筋が崩壊しちゃったんですよ。ムネリンかよ!


歴史上の人物って、自己啓発クラスタと伝奇クラスタじゃ、扱いがまったく異なってくるじゃないですか。柳生宗矩はそれがとくに激しい人物で、小説のジャンルでも、山岡荘八吉川英治が描いた実直な宗矩と、五味康祐荒山徹が描いた陰謀家としての宗矩という両極端があります。一部クラスタではそれぞれ白宗矩、黒宗矩と呼称する慣習があります。

柳生宗矩(1) (山岡荘八歴史文庫)

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【ハ゛ーケ゛ンフ゛ック】柳生薔薇剣

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「拝聴」の人は白宗矩クラスタのようですが、ぼかぁやっぱり黒宗矩の印象が強いなぁ。

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