蒼哭ノ魔竜

牙狼-GARO- 〜蒼哭ノ魔竜〜』を観てきたッス。


http://garo-project.jp/SOUKOKU/


牙狼 [GARO] ~MAKAISENKI~ COMPLETE BD-BOX [Blu-ray]

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主人公の冴島鋼牙(小西遼生)は、前テレビシリーズ『牙狼GARO>〜MAKAISENKI〜』でガジャリ(善悪を超越した大いなる存在)の力を借りたときの契約を果たすため、「約束の地」に行きます。そこは、人間に作られたモノたちの心が作った世界で、鋼牙は魔導輪ザルバ(影山ヒロノブの声でしゃべる指輪)、牙狼剣(変身アイテムを兼ねた武器)、魔法衣(戦闘用白コート)を失った状態で彷徨うことを余儀なくされる……というお話。


従来の『牙狼』シリーズは、都市を舞台にして、人間の心を餌にする魔獣ホラーとそれを狩る魔戒騎士の戦いを描いてきたダークヒーローものでしたが、今作は異世界を舞台にしたメルヘン・ファンタジー色の強い内容。カカシがキーパーソンとして出てくるあたりは『オズの魔法使い』からの影響を感じますし、CGを駆使した異世界の描写は劇団イヌカレーに近いものもありました。

劇団イヌカレー パペットセット (ノンスケール ぬいぐるみ)

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牙狼』と『魔法少女まどか☆マギカ』のテイストが似ていることはよく指摘されますが、今回は『牙狼』側から『まどか☆マギカ』に接近してきたという感があります。


これまでのシリーズや映画では、峰岸徹森本レオ中尾彬竹中直人広田レオナ原紗央莉西野翔、ピーターら個性的な俳優陣が悪役をつとめてきましたが、今作のラスボスは松坂慶子正直しんどいものがありますがまぁ本人は頑張っていたと思います。
今回で冴島鋼牙シリーズは終了し、4月からは新たな主人公を迎えた新シリーズ『牙狼GARO>〜闇を照らす者〜』が放送されます。


さて。


パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

牙狼』は『エヴァンゲリオン』と並んで、パチンコによって映像作品も新たに展開されている、代表的なシリーズです。しかし、『エヴァ』が『新劇場版Q』でパチンコ業界へのいやがらせみたいな映画を作ったのに対し、『牙狼』はちゃんとパチンコにしやすそうな演出が盛りだくさんでした。雨宮監督の職人気質が出たという感じでしょうか。おそらく鋼牙がアイテムを取れるかどうかで弱リーチ、変身して敵と戦えばSPリーチ、大当たりしたら松坂慶子とのバトルになり、攻撃に耐えれば確変に突入、といったところ。恒例のパワーアップ変身もちゃんと新アルティメットフォームが出てくるので、これまでのフォーマットをそれほど崩さずにアップデートできそうです。


パチンコ『牙狼』では、雨宮慶太監督や横山誠アクション監督もキャラクターとして登場します。しかも、出た時点で大当たり確定のプレミアキャラ扱いです。

(↑こんな感じで出てくる。サングラスのおっさんが雨宮監督)


しかし、パチンコ『エヴァンゲリオン』で、庵野秀明監督が出てくることはまず考えられませんよね。というか出てきたら嫌だ。この違いは何なんでしょうね。

監督不行届 (Feelコミックス)

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