血染めの鉄槌

最近はB級グルメがはやりで、全国あちこちにご当地焼きそばやご当地バーガー、ご当地ラーメンやご当地ホルモン焼きなどがありますが、餃子も各地にご当地メニューがあります。東北では福島市の円盤餃子が有名で、東京では蒲田が「元祖羽根つき餃子」をPRしています。川崎市は外食に占める中華の割合が日本一ということで「餃子の街」を名乗り、静岡県では裾野市静岡市浜松市がそれぞれ「餃子の街」として町おこしをしています。ちなみに浜松餃子はモヤシを添えるのが特色です。


そんな「餃子の街」ですが、やはり全国に浸透しているのは宇都宮市でしょう。

宇都宮市が餃子で町おこしを始めたのは1990年のことで、すでに20年を超える歴史があります。人口ひとり当たりの餃子購入額では何度か他の市町村に抜かれたこともありますが、毎年恒例のイベントである餃子祭りもすっかり定着し、市民に広く親しまれています。


宇都宮商工会議所では「宮のもの知り達人検定」という検定も行われています。次に開かれるのは来年の1月で、こんな問題も出されるそうです。


http://sankei.jp.msn.com/life/news/121213/trd12121322450016-n1.htm

食べてギョーザの店名当てよう!! 宇都宮検定に「利きギョーザ」問題出題

 宇都宮に関する歴史や文化、観光の知識が試される第8回「宮のもの知り達人検定試験」が来年1月20日、宇都宮市大通りの「ホテルニューイタヤ」で開かれる。特別企画として、ギョーザを食べて店の名前を答える実演問題も出題される予定で、ご当地検定で実際に食べて答える問題は全国的にも珍しいという。

 同検定は、平成19年から始まり、5年間の7回で延べ692人が受験。問題数100問で、80点以上が合格となり、これまでの合格者は630人。合格者にはピンバッジや観光グッズが贈られる。昨年は市のマスコットキャラクター「ミヤリー」も受験、合格した。

 第1回には283人が受験したが、22年には47人まで減少。昨年はミヤリーが参加して話題を呼び、97人に増えたが、「同じような問題が続いている状況を打開したい」(市観光交流課)と特別企画が発案された。今回の特別企画はギョーザ問題以外にも、宇都宮に関する民話を聞いて関連する人や物を答える問題も出題される予定だ。

 申し込みは今月25日まで。受験料1千円(高校生以下500円)。問い合わせは同課(電)028・632・2437。

なるほど。


んで、餃子を食べて「ここだ!」と思った店には、ハンマーを持って突撃するわけですね!

土屋ガロン原作の漫画をパク・チャヌク監督が映画化した『オールド・ボーイ』では、理由もわからず15年間(原作では10年間)監禁されていた主人公が、解放されたのち、15年間ずっと食べさせられていた餃子の味を手がかりにして監禁犯を探し出し、復讐します。原作にあったルーズでダウナーな雰囲気は影をひそめ、むき出しの暴力描写が国際的にも高く評価されました。主人公の武器はハンマー。韓国映画に鈍器は欠かせませんが、その代表格といってもいいでしょう。


そんな『オールド・ボーイ』ですが、スパイク・リー監督でリメイクが進められているとのこと。監禁期間が20年とさらに伸びるそうですが、原作でいう餃子が、アメリカでは何になるのか気になるところです。

アメリカ南部の家庭料理

アメリカ南部の家庭料理

20年間ハンバーガーとかフライドチキンばっかり食ってたら、絶対カラダがおかしくなるよ!