健康で文化的な最低限の生活
片山さつき議員の熱心な啓蒙活動(笑)のおかげで、生活保護受給者への蔑視がぐっと強まりましたが、きっと片山議員を熱心に支持しそうな人のツイートがまとめられておりました。
まとめよう、あつまろう - Togetter
(現状でもかなり権利は制限されている、というありむーのツッコミを受けて)
今の日本にだって、貴族どころか大名みたいな人たちはごろごろいるよ。政界を見てみればわかるだろう。自民党の総理経験者たちなんて生まれついての政治家ばっかりじゃないか。民主党にだって鳩山由紀夫がいるしな。本物の貴族階級がのうのうとしているのを叩こうとせずに、弱い者ばかり叩いてどうするんだよ。
なんで下の方にばっかり向かうんだ。下ばっかり見て暮らすのがそんなに楽しいか? 落とした金でも探しながら生きてるのか?
基本的人権は国民の義務を果たしたご褒美で得られるものじゃない、ってことがどうしてわからないんだよ。
だいたい、生活保護でパチンコを打つのがけしからん、とよく言うけどそんなにパチンコ打つのがうらやましいか?
どうせちょっと負ければすぐ打てなくなるし、負けたからってその分を役所が補填してくれるわけでもないのに。
だいたい、納税者より良い生活をしている人がいる、って言うけど本物の生活保護受給者見たことあるんか。
その生活が、本当に納税者よりいい生活なのかどうか、いっぺん本気で考えてみることだな。
もちろん、この問題に関してはネットde真実()は通用しないからな。
生活保護の受給率は、受給要件を満たしている世帯の20〜30%で、本当に必要な人に届いていないという現状があります。
でもそれは不正受給のせいじゃなく、急増する貧困層に対して制度が追い付いていないからなんですけどね。
まぁ、生活保護受給者は全員が不正受給者だと思っているような人にはわからないでしょうけど。
こんな現実もあります。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120531-OYT1T00681.htm
「助けて」1日2万件、死にたい・食べてない…
東日本大震災後の社会不安の高まりを受けて、国の補助金で3月にスタートした無料相談ダイヤルに電話が殺到し、開設2か月あまりでパンク寸前となっている。
「死にたい」「5日間何も食べていない」など深刻な悩みも多く、厳しい世相を反映している。
一般社団法人「社会的包摂サポートセンター」(本部・東京)が行う24時間対応の「よりそいホットライン」。貧困、失業、いじめなどあらゆる悩みを1か所で受け止めるワンストップ型の支援が好評で、1日約2万件の電話に対し、つながるのは1200件程度だ。
全国38か所の支援拠点で、午前10時〜午後10時は計30回線、深夜・早朝も計10回線を用意。1回線に2人の相談員がつき、計約1200人が交代で対応する。活動に協力する各地の弁護士などが必要に応じて助言。命に関わる場合には、福祉団体などの支援員が相談者のもとへ駆けつける。
インターネット上の口コミなどで存在が周知され、今では平均20回かけてやっと通じる状態だ。
相談の7割は生活上の悩みで、30〜50歳代からの電話が多い。「失業して家を失った」「生きていてもしょうがない」「誰かと話がしたかった」など、貧困や孤独を訴える声が目立つ。
失業して生活保護を申請中という30歳代の男性は、「所持金が底をつき、何日も食べていない」と助けを求めてきた。衰弱した様子で、「命に関わる」と判断した相談員は、支援員に連絡して食料を届けた。「どこに相談しても、誰も助けてくれなかった」と、男性から感謝された。
(2012年5月31日14時44分 読売新聞)
きっとこんな現実に対しても、片山議員を支持するような奴らは「本当に困っているなら電話もできないはず。甘えるな」とか言うんだろうな。
小宮山厚労相も含めた片山派の奴らは、「生活保護は生きるか死ぬかの最低限度で充分」と言い放っていますが、憲法にちゃんと「健康で文化的な」と謳ってあるのをどう考えるんでしょう。上で挙げたおバカの子は「収容所に入れて食料を支給して、選挙権も剥奪せよ」なんて言ってますがそれじゃ刑務所よりひどいでしょ。刑務所だってビューな春雨スープも出れば正月にはおせちも出るし、月に一度は映画を見ながらアルフォートだって食えるのに。
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