ザ・小遣い稼ぎ

本日開催されたラウドパーク2011に、ももいろクローバーZがサプライズ登場したとのこと。


http://www.oricon.co.jp/news/deview/2002775/

ももいろクローバーZが日本最大のメタルフェス『LOUD PARK11』で、アニメタルUSAとサプライズ共演

 5人組アイドル・ももいろクローバーZが、さいたまスーパーアリーナで15日に行われた日本最大のメタル・フェスティバル『LOUD PARK11』にて、人気メタルアーティストによるドリーム・バンド「アニメタルUSA」と「マジンガー・メドレー」でサプライズ共演を果たした。メンバーの有安杏果は「こんなすごいバンドと一緒に歌わせていただいて、本当にいい体験ができたなと思います。メタルも演歌もロックもパンクも全部、ももいろクローバーZだと思います」と手ごたえを語った。

 『LOUD PARK 11』はLIMP BIZKITWHITE SNAKEら世界を股にかけて活躍する人気メタルバンド全12組が出演する、日本最大のメタル・フェスティバル。「アニメタルUSA」はアニソンとメタルを融合させた大ヒットを飛ばした実力派メタルバンド「アニメタル」のUSA版。日本が世界に誇るメタルバンド“LOUDNESS”の第二期ヴォーカルを務めたマイク・ヴェッセーラをヴォーカリストに、“宇宙最速の速弾きギタリスト”クリス・インペリテリ、現“ブルー・オイスター・カルト”のベーシストであるルディ・サーゾ、“ジューダス・プリースト”の現役ドラマ―であるスコット・トラヴィスが顔をそろえる、“超”が付く実力派アニソンカバー・メタルバンドだ。そんな彼らがYOUTUBEで見たももクロZに興味を示し、「彼女たちとぜひ共演してみたい」とオファーしたことから今回の異色コラボが実現した。

 約1万人のメタルファンが詰めかけたさいたまスーパーアリーナの大ステージに、トップバッターで出演した「アニメタルUSA」。初っ端から轟音メタルサウンドでファンたちを熱狂させ、「愛をとりもどせ!!」をはじめ、「ペガサス幻想」「宇宙戦艦ヤマト」など誰もが知るアニソンのメタルカバーバーション全8曲を熱唱した。その6曲目の「マジンガー・メドレー」が始まった時に5人の女の子が突如ステージに登場。「マジンガーZ」の元歌の歌手・水木一郎から“Z”を名乗ることを許された「ももいろクローバーZ」が突然、サプライズで乱入したのだ。メンバー全員がメタルバンド顔負けのド派手メークを施し、「マジンガーーゼーット!」と同曲をアニメタルUSAとともに熱唱し客席を狂喜させた。

 ステージを終えたリーダーの百田夏菜子は「ふだんとは衣装も違うし、曲も全部英語で歌ったのですごい緊張しましたが、とても楽しかったです」、玉井詩織は「私たちは、いつ何時、誰の挑戦も受けようと思っていたので、また呼ばれたらいつでも来ます」、佐々木彩夏は「すごい貴重な体験をさせていただきました。ももクロは、常日ごろから言葉の壁を乗り越えようと努力しているので、その結果が今日のステージに表れたのだと思います」、有安杏果は「こんなすごいバンドと一緒に歌わせていただいて、本当にいい体験ができたなと思います。メタルも演歌もロックもパンクも全部、ももいろクローバーZだと思います」、高城れには「今日はすごい楽しかったので、また一緒にできたらいいなと思います」、とそれぞれ興奮冷めやらぬ様子で感想を語った。

 アニメタルUSAのボーカル、マイク・ヴェッセーラは「彼女たちとステージを一緒にできてすごく楽しかった。とても可愛らしい女の子たちなので、また機会があったらぜひ共演してみたい」とご満悦。世界に通じる日本のアニソンがメタルとアイドルを引き合わせた瞬間だった。この後ももいろクローバーZは女性限定の『ももクロ女祭り2011』(10月30日東京・SHIBUYA O-EAST)と男性限定の『ももクロ男祭り2011』(11月6日に東京・品川ステラボール)という秋の2大祭りを開催。さらに11月23日の勤労感謝の日にはニュー・シングル「労働讃歌」を発売。そして12月25日には、この日ステージを務めた会場「さいたまスーパーアリーナ」でグループ最大規模の単独コンサートを開く。ひと足早くスーパーアリーナの景色を体感した百田は「いまからわくわくしています。最高のクリスマスにしたいですね」と意欲を新たにした。

アニメタルUSA

アニメタルUSA

えーと、どこからツッコめばいいんでしょうか。まず「アニメタルUSA」メンバーの、「とりあえずヒマそうなヤツに声かけてみました」感がハンパないですね。ルディ・サーゾの「現ブルー・オイスター・カルトのメンバー」という肩書きも微妙すぎ。クワイエット・ライオットにもオジーのバンドにも、ヘッドライナーのホワイトスネイクにもいたことあるのに。

スリップ・オブ・ザ・タング(紙ジャケット仕様)

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「メンバーがYouTubeで見たももクロに興味を示し」ってのも200%ウソとしか思えませんが、いったい誰がこの人たちを引き合わせたんでしょうか。アニメタルソニーももクロキングレコードなのに。というかこの二組では、どっちがネームバリューがあるんでしょうね。あと「約1万人のメタルファンが詰めかけたさいたまスーパーアリーナ」ってそれかなりのガラガラじゃねえのか。まぁ朝十時半じゃしょうがねえけど。

労働讃歌(初回限定盤A)(DVD付)

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ラウパ公式サイトにあるバンド紹介によれば、

日本が世界に誇るへヴィ・メタル・バンドLOUDNESSの二代目ボーカルを務めたマイク・ヴェッセーラ(Vo)とアニメ3Dクリエイターであるルディ(B)を中心に結成されたアニメタルUSA。結成の核を担うのはヴォーカルのマイク・ヴェッセーラ。1989年から1991年の間、過去LOUDNESS在籍の間、8カ月に及ぶ日本生活の中で、日本のアニメとそのアニメ・ソングの魅力にはまったマイクであったが、その後、YNGWIEでのツアーなどで来日の度に日本のアニメと触れ合い、大のアニメ・ファンとなっていた。そして、アメリカに戻り音楽活動を続ける中、自分の娘がインターネットを通して日本のアニメにはまっていく姿に日本のアニメとのつながりへの運命を感じるとともに、インターネットで「アニメタル」の存在を知ると同時に彼らが活動を封印したことにショックを受ける。


「“アニメ”と“メタル”。自分のアイデンティティーと言っても過言ではないこの二つの要素を組み合わせたバンドの存在を知ったときは嬉しかった。でも残念ながら活動を封印しているという事実を知り、“それなら俺が中心になってアメリカから発信すればいい”って思ったんだ。」
そして、これを自分がアメリカの素晴らしいミュージシャンを集めて今やるべきだと、宿命を感じ、アニメ3Dクリエイターとなったルディ・サーゾと連絡をとり、意気投合し、メンバーを探す。ルディから、すぐに名前がでたのが、宇宙一早いギターソロを弾くことで有名なクリス・インペリテリ、とJudas Priestのドラマーのスコットであった。世界中で「オタクブーム」や「アニメブーム」などカルチャーとして「COOL JAPAN」が騒がれ始めて久しい今、そのコンセプトに賛同した彼らもすぐに快諾し、4人がLAに集結。「アニメタルUSA」は結成された。
世界で5000万枚(日本で300万枚)を売り上げたメタル・スーパースターたちが、その技術と情熱のすべてを「アニソン」に注ぎ込み、ジャパニメーションへのリスペクトを込めたスケールとクオリティーともに過去に類を見ないほどのアニソン・カバー・アルバムが完成した!

こっちもツッコミどころ満載ですね。マイク・ヴェセーラがアニメ好きだなんて話は聞いたこともないし(ルディ・サーゾがアニメーターになってたことも知らなかったけど)世界で5000万枚を売り上げたというのもどういう計算なのかわかりません。ジューダス・プリーストオジー・オズボーンホワイトスネイクの売り上げをぜんぶ足したぐらいなんでしょうけど、それは別にこの人たちの実力じゃないと思うんですけど。中心メンバーは一人もいないでしょ(インペリテリの売り上げはたぶん計算に入れるまでもない泡沫)。


んで、これをラジオで放送する伊藤政則の辛辣っぷりがもうね。

アイドルと共演したと聞いたら、伊藤さんの評価がさらに下がること請け合いですね。あの人そういうの嫌いだから。

断言2 (BURRN!BOOKS)

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