此岸の怪盗少女

此岸礼讃

此岸礼讃

人間椅子が通算20枚目となるニューアルバムを出したのを記念して、吉田豪による和嶋慎治ロングインタビューがナタリーで読めます。


人間椅子 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー


人間椅子といえば「イカ天」バンドというイメージが一般的には強いですが、多くのバンドが消えていった中で彼らはマイペースな活動を続け、現在にいたっています。その世界観など、余すところなく語られています。髪の毛がゴマシオ化しつつあるワジーの老け具合も含め、必読。


とくに、近年の音楽シーンや萌えシーンにうといワジー「なんで今ごろ平沢進が人気あるの?」なんて疑問を浮かべているあたりがなんともユーモアを感じさせており、『けいおん!』の概要を説明する吉田豪の姿を想像するとまた味わい深さもひとしおです。


ライブでのアンケートでは、「人間椅子以外に好きなアーティスト」の欄に「ももいろクローバーZ」と書く人が続出しており、ワジーが困惑しているあたりも実に味わい深い。


これらを両方とも好きだ、という人が増えてるんだったら、それはたしかに怪奇現象としか言いようがないというか。