前田さん! リングに上がってきてください!

The best of Dorothy Little Happy 2010-2015 (CD2枚組+Blu-ray Disc)

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仙台出身のアイドルグループ、Dorothy Little Happyから5人中3人のメンバーが卒業したのですが、その卒業ライブがなかなかすごかったそうな。


「この5人でよかった」ドロシー、涙のツアーラストで飛び出した本心 - 音楽ナタリー 「この5人でよかった」ドロシー、涙のツアーラストで飛び出した本心 - 音楽ナタリー

Dorothy Little Happyが昨日7月12日に東京・中野サンプラザホールにて「Dorothy Little Happy Live Tour 2015 5th Anniversary 〜just move on〜」と銘打った全国ツアーのファイナル公演を開催。本公演をもって秋元瑠海富永美杜早坂香美の3人がグループを卒業した。


で、アンコールを経て最後の曲を歌う前のMCで、卒業していく3人のメンバー、残留する高橋麻里がそれぞれの思いを語り、そしてリーダーの白戸佳奈が話すわけですけども。

最後に白戸は4人の発言を聞いて「複雑な思いになりました。私もドロシーは5人でやっていきたかったです」と述べる。すると隣にいた秋元が白戸に対し「じゃあなんで『バラバラでいい』なんて言ったんですか!?」と問い詰める。このひと言で会場の空気は凍り付き、静まり返った場内に秋元と白戸の問答が響き渡る。白戸は3人が卒業することをメンバーから直接報告を受けていなかったことを明かすも、秋元はそれを否定。「このままじゃドロシーがバラバラになっちゃいますと言ったときに『バラバラになってもいい』って言ったじゃないですか。私はそのひと言でドロシーを卒業することを決めたんです」と秋元が告白すると、白戸は「そんなことは思ってもないし言ってもいない。3人が卒業してもいいなんて思ってない」と真っ直ぐな瞳のまま反論する。

うわぁ、ステージでそんな話されたんじゃお客はたまったモンじゃないよなぁ。ディープ・パープルからリッチー・ブラックモアが脱退したときだって、ここまで踏み込んだ話は伝わってこなかったですよ。

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なんだかね、80年代から90年代にかけてプロレスファンを経験した世代としてはね、1990年12月の、第二次UWF解散のときを思い出すんですよね。

あのときは、前田日明がまずフロントの不正疑惑を公言し、神社長らが前田を出場停止処分にするんですが、前田抜き興行のメインでケン・シャムロックに勝利した船木誠勝が呼びかけて前田がリングへ上がり、全選手が結束を確認しましたよね。泣かせる場面でしたよね。
で、フロントは全選手の契約解除を発表し、年が開けた1991年1月には選手たち主導で新会社の設立を目指すものの、そのミーティング席上で前田のワンマンぶりに宮戸優光安生洋二らが反発し、前田がその場で解散を宣言したじゃないですか。


(その辺をモチーフにした文体模写エントリがこちら→もし吉田豪が桃太郎一行にインタビューしたら - 男の魂に火をつけろ! もし吉田豪が桃太郎一行にインタビューしたら - 男の魂に火をつけろ!



ぼくらプロレスファンは、こういったレスラーたちの離合集散もずいぶん味わってきましたけど、アイドルファンもそういう段階に入ってきたんでしょうかね。



ちなみにアイドルとUWFということでいえば、2013年にももいろクローバーZが「ももクロ春の一大事2013西武ドーム大会」にて、開始前の「選手紹介」をUWFメインテーマに乗せてやっていたことが知られています。ちなみにアナウンサーはちゃんと古田信幸でした。

(権利の都合上、ソフトでは音源が差し替えられているそうな)