プロレス大貧民

別冊宝島のプロレス暴露本シリーズ、7月12日に新刊が出ます!

プロレス 大貧民 (別冊宝島) (別冊宝島 1792 ノンフィクション)

プロレス 大貧民 (別冊宝島) (別冊宝島 1792 ノンフィクション)

冷温停止」状態が続くプロレス・格闘技業界。今年後半に予想される「ビッグバン」に向け、水面下でさまざまな思惑がかけめぐる。オールスター戦の虚実、瀕死のFEG内部リポート、業界から異業種へ転身した意外な成功者たち、混乱期の新日本プロレスの真実、そしておなじみ原田久仁信の劇画も掲載! 日本唯一のマット界裏ネタ誌がおくる完全スキャンダル読本。

地獄変』『暗夜行路』『罪と罰』と続いてきた、サブタイトルの文学シリーズはとりあえず打ち止めのようです。今年後半に予想される「ビッグバン」とはいったい何か。全日本プロレスの不祥事と武藤敬司の社長辞任、新日本プロレス中西学井上亘のジャーマンで重傷を負うなど締め切り間際になって大ネタが飛び込んできたこともあり、いつもながら目が離せません。こりゃ今回も買うしか……ねえだろッ…!


プロレス関係では、こんな本も出ているのでチェックしておきたい。

ロード・ウォリアーズ 破滅と絶頂

ロード・ウォリアーズ 破滅と絶頂

急逝したホークに捧ぐ、「アニマル」自伝。


プロレス界震撼!
「常識とタブー」を蹴散らし、
野獣《アニマル》がすべてを吠え尽くした!!


プロレスの「内側」を抉りだす怪力炸裂!


闘わずしてチャンピオンになった最兇タッグ誕生の裏舞台。
マイケル・ジャクソンを上回った初来日大フィーバーぶり。
日本で実現したホーガン・天龍組との「世紀末」の夢舞台。
ドラッグ中毒の相棒ホーク・ウォリアーとの、決別と死別。


★目次
第1章 プロレスラーになるまで
第2章 用心棒時代とチャンスの到来
第3章 ロード・ウォリアーズ結成
第4章 CGWに殴り込み
第5章 動くものはすべて破壊
第6章 AWAでの快進撃
第7章 「レッスルマニア」とプロレスブーム
第8章 ビンスと対面
第9章 再婚、コピーの登場、そしてイメージ向上
第10章 危険は前菜、死は主食
第11章 目もくらむような高さへ
第12章 クロケット・ジュニアとNWAの最盛期
第13章 崩れ去る栄光
第14章 わが道を切り開け!
第15章 リージョン・オブ・ドゥーム、WWFを席巻
第16章 離れゆくホーク
第17章 ロード・ウォリアーズ復活
第18章 未知への旅
第19章 魂の再生と時代の終焉
第20章 ロウリネイティス家の遺産
あとがき― 「何か」を持っていたタッグチーム

ロード・ウォリアーズの登場には衝撃を受けたものでした。レスリングテクニックはありませんでしたが、とにかく殴る蹴る、暴れまくるそのバイオレントなファイトスタイル、加えてあのコスチュームの斬新さ。子どもたちの間では、入場テーマ曲であるブラック・サバスの”アイアン・マン”も含めて大ブームになったものでした。


いま見ると、相手の技を受ける場面がほとんどなく、動きも単調で、レスラーとしての実力を高く評価できるものではありません。作られたスターだったことは明確ですが、その張本人にもいろいろ葛藤があったことでしょう。これは読みたい。



あと、『もし高校野球の女子マネージャーがポール・エラリングの「ロード・ウォリアーズ」を読んだら』という映画があったら、観たいですね。『もしドラ』ならぬ『もしエラ』。

The Road Warriors: Danger, Death, and the Rush of Wrestling

The Road Warriors: Danger, Death, and the Rush of Wrestling