デルモンテ平山の推しメンは北原里英

きのうの日曜日は、山形市で、平山夢明先生を講師にお迎えした「小説家になろう講座」2011年度第一回を受講してまいりました。

独白するユニバーサル横メルカトル

独白するユニバーサル横メルカトル

まずは東日本大震災の犠牲者に黙祷を捧げて、開始。この講座では、受講生から提出されたテキストをいくつか教材として採用するのですが、今回のテキストのひとつに、山形新聞が毎月選考している「山新文学賞」で佳作に入選した、みつときよるさんの『カーナビ奇譚』という、ナビが主人公に話しかけてくるファンタスティックなお話がありました。この作品が選ばれたのは、平山先生の『独白するユニバーサル横メルカトル』に通じるものがあったからかもしれません。


車とドライバーが会話する、というと30代以上の男子はすぐに『ナイトライダー』を連想するでしょうが、作者のみつときさんはまだうら若い女性で、ナイト2000のことはまったく知らないそうでした。

でも平山先生は、「カーナビはそもそも喋るものだから、それが話しかけてきてもそんなに変ではない。プロを意識するなら、読者にもっとインパクトを与えるため、絶対に喋らないようなものに話させないといけない」と講評。喋らないものの例として「たとえば、ぬか床とか…」と挙げられました。ぬか床が「あんた、かき混ぜなよ!」とか話しかけてきたら、それはすごくインパクトがあるでしょうね。


昨年にも講師としていらしたときは、生い立ちからなぜ小説家になったのか、という過去について語っていただいたのですが、今回は、大藪春彦賞を受賞した現在について。司会の深町秋生先生から「受賞してのプレッシャーはありますか」と質問された平山先生は「50歳にもなってプレッシャーなんて今さら感じねえよ」と豪快なところをお見せしますが、創作の作法については、生みの苦しみとそれとの付き合い方についてシリアスに話してくださいました。まずはいちばん書きたい大トロの部分を思いついても、そこに持っていくまでが苦労するとのこと。アタマから最後までいっぺんに出来上がるのは京極堂だけ、ともおっしゃっています。

豆腐小僧その他 (角川文庫)

豆腐小僧その他 (角川文庫)

「あの人は、95%まで完成したところで博士が死んだサイボーグみたいなもんだから」という人物評が実に印象的でした。



講座の後の懇親会では、別冊宝島の『AKB推し!』に執筆された平山先生と深町先生の苦労話も、聞くことができました。

AKB48 推し! (別冊宝島) (別冊宝島  カルチャー&スポーツ)

AKB48 推し! (別冊宝島) (別冊宝島 カルチャー&スポーツ)

深町先生と、山崎ナオコーラさんといっしょに公演を観覧された平山先生は、現地では「なんだって、こんなメンスくせえガキどもの踊りなんか見なくちゃならねえんだ」と大声で不満を口にされるので、深町先生が青くなって懇願していたそうです。倍率数十倍のプラチナチケットを手にしたファンたちの中でそう発言するのは、プロレスでいえば、新日vsUインターの東京ドーム決戦で、http://nikuch.blog42.fc2.com/blog-entry-373.html←ここの288みたいな奴らが集まっている中で「こんなもんどうせ八百長じゃねえか」と言うようなものなんでしょうね。実際に見たAKBの印象は、「カラーひよこの集団みてえだったね」とも語ってくださいました。そんな平山先生、各界の著名人がAKB構成員について「推し」として語るこの宝島ムック(AKBファンの間ではたいへん不評らしい)では北原里英ちゃんを推しています。誰だか知らんけど。ちなみに深町先生は宮崎美穂ちゃん推しでした。誰だか知らんけど。オレ、AKBって5人ぐらいしか知らんのですよね。高橋みなみ峯岸みなみが、どっちがどっちだかわかるようになったのもつい最近のことだし。なのに、オレがAKBに詳しいという前提で「ワッシュさんはだれ推しですか」とかふつうによく訊かれるのが本当に困ります。ちなみにオレは、SDN48手束真知子推しです。

手束真知子とそのおっぱいの歩み

2002年〜2003年ごろ、制服向上委員会時代

2004年ごろ、グラビアアイドル「原田桜怜」名義時代

2006年ごろ、グラドル後期

グラドル当時の動画

休業を経て2009年ごろ、「前田栄子」に改名してSKE48に加入

現在、本名「手束真知子」に戻してSDNに移籍



事務所主導でこうなったんだとしたら、人権蹂躙だろこれ………