オレはお前のアレじゃない

力説 長州力という男

力説 長州力という男

長州力が被災地でアレ(炊き出し)し「名乗るほどのもんじゃありません」とアレ(発言)したというアレ(ニュース)がアレ(話題)になりましたが、そのアレ(真相)について長州がアレして(インタビューに答えて)いましたのでアレ(紹介)しておきます。


http://wpb.shueisha.co.jp/2011/04/21/4104/


どうやら、「名乗るほどのもんじゃありません」とアレした(言った)わけではなく、「名乗るアレじゃないですから」というアレ(文言)だったようですね。要は、プロレスラー・長州力としてのアレ(活動)ではなく、一個人としてのアレ(ボランティア活動)だということ。名前をアレして(名乗って)公式に訪問しても、被災者は「長州力が来た!」と喜ぶし勇気付けられると思うのですが、長州はリングの上と下をキッチリアレ(区別)する人ですから、そういうアレ(扱い)になるのもアレ(当然)といえばアレ(当然)です。その辺が猪木と長州の違いですね。


避難所に猪木が来たときは、みんな行列に並んでビンタを受けてましたが、猪木を知らない外国メディアなんかはアレをいったいどう報じるんでしょう。「この大柄な老人はかつてモハメド・アリとも戦ったプロレスラーで、彼に頬を打たれると幸運を呼ぶジンクスがある」とでも表現するでしょうか。

完本 1976年のアントニオ猪木 (文春文庫)

完本 1976年のアントニオ猪木 (文春文庫)



長州のアレ(ニュース)についての反応を見ると、「それより健介にアレ(借金)返したのか」という書き込みもちらほら見られますが、WJの福田社長へのアレ(返済)もすでに済んでいるという情報も聞かれますし、おそらくその辺はもうアレ(完済)しているんじゃないですかね。


そういえば昔、長州力のインタビュー本が出たことがあったんですけど。

(インタビュアーは栃内良)


かつてクリスマスに、谷津嘉章といっしょに養護施設を訪問したときのことを語っていました。そのときは、タニマチに頼まれてとくに興味もなく仕方なく行っただけで、職員からプレゼントを渡されて「これを子どもたちに渡してくれればいいですから」という気軽なイベントだったそうです。


しかし、子どもたちは長州と谷津の登場に目を輝かせて大喜びし、笑顔でプレゼントを受け取るのを見て、ただ用意されたプレゼントを渡しただけの自分がこんなに感謝されるのが、とにかく申し訳なかったという長州。帰り際に、谷津に「また来年も来ような。今度はオレたちでプレゼントをアレ(用意)して来ような」と約束したといいます。


その後、いろいろあって長州と谷津は二度にわたって袂を分かつこととなりましたが、長州のボランティアに関するアレ(考え方)は、この頃から培われていたのかもしれません。


プロレス関係者では、ほかに大谷晋二郎大仁田厚なんかも被災地を訪れていますが、藤波の辰つぁんにも来てもらいたいなぁ。炊き出しメニューはもちろんオデン一択でお願いします。

プロレス「地獄変」 (別冊宝島 1630 ノンフィクション)

プロレス「地獄変」 (別冊宝島 1630 ノンフィクション)