Once upon a time in Kyoto

近年、偽造キャッシュカードを使って他人の口座から現金を引き出す犯罪が多いので、銀行側もその対策として、ATMに広報確認用ミラーを設置するなどしていますが、犯罪者の方もそれに負けじと対策をとっていたようで。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101116-OYT1T00269.htm

ギターケース抱えた盗撮団、ATM操作のぞく

 偽造キャッシュカードを使い、現金自動預け払い機(ATM)で現金を不正に引き出したとして、京都、熊本、三重の3府県警は15日、京都府宇治市のパチンコ関係会社経営・東浄明男容疑者(63)ら中国人1人を含む男9人を窃盗と不正作出支払用カード電磁的記録供用の両容疑で逮捕したと発表した。


 ギターケースの先端に小型ビデオカメラを仕込み、ATMの仕切り板越しに利用者の手元を撮影、口座番号や暗証番号を入手してカードを偽造する手口。

 被害は少なくとも11人(11口座)の計約2000万円に上るという。

 発表では、東浄容疑者らは昨年9月、大阪市内のATMなどで、京都中央信用金庫(本店・京都市)の偽造カードを使い、京都府内の女性(87)ら8人の口座から計約940万円を引き出した疑い。東浄容疑者と中国人は容疑を否認。他のメンバーは、1人が公判中、6人が実刑などの判決を受け、別に1人が指名手配されている。

 府警によると、グループはパチンコ仲間などで「撮影役」「引き出し役」などと役割分担。うち3人は、肥後銀行(本店・熊本市)の偽造カードを使った同様の事件にも関与し、その際は、ゴルフバッグを使って盗撮していたという。

盗撮の手口としては、手提げバッグや靴のつま先に小型カメラを仕込むやり方が知られていますが、ギターケースに仕込むというのは新しい発想ですね。まぁスカートの中を撮るのと手元を撮るのでは手段も違ってくるんでしょうけど。


それにしても、ギターケースに仕込むという発想からは、どうにもボンクラ臭が漂ってきますね。


きっとこの容疑者は、ロバート・ロドリゲス監督のファンに違いない。

きっと、捕まりそうになると二人の仲間を呼んで、銀行を戦場に変えるんでしょうね。


ロドには、いつもクライマックスでギャグを入れる悪癖があって、『マチェーテ』や『プラネット・テラー』でもその点は批判されていましたが、『デスペラード』で二人の仲間がやってきたときは、こちらも耐性ができてなかったせいもあり、さすがにビックリしました。ギターケースから銃を出すのかと思ったら、ギターケースそのものがマシンガンとかロケットランチャーになってるんですよね。


(※ああっ、「続編映画ベストテン」に『デスペラード』を入れるの忘れてた!)


あの武器は一部ボンクラの心をがっちり鷲掴みにしてしまい、エアガンで自作してしまった人もいるぐらいです。


http://koh-nisi.zuya.jp/gun/kikaku/guiter/ma.htm


はてなid:koh-zb26さんという人らしいですが、これはすごいなぁ。欲しいぞ!