快傑痴仮ン面の巻
味わい深いというか何というか、とにかく受け取り方に困るニュースであります。
児童ポルノ根絶活動の講師、中学生にみだらな行為容疑:朝日新聞デジタル
女子中学生にみだらな行為をしたとして、警視庁は、教育コンサルタント会社長の平川貴之容疑者(35)=さいたま市大宮区上小町=を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで逮捕し、6日発表した。「15歳と知っていた」と容疑を認め、「他の子にも同じことをした」と話しているという。
石神井署などによると、平川容疑者は元小学校教諭で、児童を性被害から守るために東京都が警視庁と連携して保護者や教職員向けに開いている講演会「ネット等の性被害(児童ポルノ)根絶等の啓発講演会」で昨年6月〜今年3月、講師を務めていた。
逮捕容疑は9月4日、練馬区のホテルで、都内の中学校の女子生徒(15)が18歳未満と知りながら4万円を渡す約束をし、みだらな行為をしたというもの。現金を受け取れなかった生徒が110番通報し、発覚した。2人は前日にツイッターで知り合ったという。
平川容疑者が社長を務める会社のホームページによると、平川容疑者は、小中学生や保護者らを対象とした情報モラル講座などを開く事業をしている。
昔から「ミイラ取りがミイラになる」とか「深淵を覗き込むとき、深淵もお前を覗いているのだ」とかよく言いますけど、子どもの性被害を根絶しようとしている人が女子中学生を買春していた、というのは何とも皮肉というか、漫画みたいな話ではあります。
あばしり一家 15 完全復刻版 (少年チャンピオン・コミックス)
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この五ェ門は、あるとき「自分以外の痴漢から女の子たちを守りたい」という常軌を逸して身勝手な発想から「快傑痴仮ン面」に変身します。全裸にマスクとペニスケースを装着した姿で、街にはびこる痴漢を成敗しつつ自分が痴漢行為をはたらいていくという展開は現代の少年誌ではありえないでしょう。そして、この痴仮ン面を倒すため、いつも痴漢の被害に遭っている赤黄みどりがセクシーなコスチュームを身に着け「快傑痴カンベン」に変身して戦いを挑む、という展開は現代の少年誌では以下略。
児童の性被害、ことにネットでの性被害を防止するための啓蒙活動をしていた人が、ツイッターで援助交際の相手を見つけていたというのは、さながら『あばしり一家』のエピソードを彷彿とさせるものがありますが、モデルとなった石川賢ももうすぐ没後10年だと思うとひときわ寂しい思いにかられるのでありました。