ほっといてよ! ママ
各地の自治体で、女子児童に子宮頸がんの予防接種を受けさせる動きが始まっています。
子宮頸がんは、がんの中では珍しく原因のはっきりしている病気で、ほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものといわれています。これは性交経験のある女性ならほとんどが感染するもので、予防のためには、性交を経験する以前にワクチンを接種する必要があります。
なので、公費負担により(高価なワクチンである)小学生の女児にこれを接種させる動きが各地で始まっているのですが、これを「低年齢でのセックスを奨励するジェンダーフリー教育である」と難詰する流派の人たちがいて、なかなか刺激的なフレーズとともに「緊急拡散希望!」を呼びかけています。
マニフェストに潜む民族浄化作戦
▼危険ワクチン・ストップ宣言:日本の子供の未来を・守る会様10.6.24
子宮頚がん予防ワクチンは「民族根絶やしワクチン」です!(緊急アピール)
英国の製薬会社グラクソ・スミスクライン株式会社は、民主党の鳩山内閣が発足後まもなく、子宮頚がん予防ワクチン「サーバリックス」を平成21年10月16日に日本国内で製造販売承認を取得し、12月22日から日本で販売を開始しました。
しかし、ワクチン接種に一人当たり約5万円程度費用がかかるため、接種が進んでいませんので、欧米諸国(約5年前より接種が始まっています。)のように公費でワクチン接種の費用の全額ないし一部を補助しようという運動が全国で起こっています。しかも、不思議なことに、これが承認される前から周到に先行販売的に活動が始まっているのです。強制的に接種させることまでも視野に入れてこの運動が展開されています。これを推進しているのは、「新日本婦人の会」(共産党系の団体)、創価学会・公明党、野田聖子を中心とする自民党婦人部、そして、鳩山政権発足後に、その陰で操っているのが民主党です。民主党と自民党の政策集(マニフェスト)でもこれを推奨しています。
子宮頚がんとは、100パーセントHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染によって起こるとされています。ほとんど、性交渉によって人から人へと感染するものです。性交渉のない女性にはHPVはありません。
がんは、基本的に定期健診で早期発見して治療すべきものです。子宮頚がんも同じことです。これも突然にできるものではありません。まずは異形成という前がん状態となり、5〜10年かかって、徐々にできるもので、可変的な病変ですから50%は自然に直るものです。
ところが、この子宮頚がん予防ワクチンは11歳〜14歳の女性を中心に接種しようとするものです。まだ成熟する前のつぼみの状態の子供に、「子宮」の病気のワクチンを集団接種するというのは、どう考えても異常な行為です。
しかも、このワクチンにはアジュバンド(免疫賦活剤または免疫増強剤)が添加されています。アジュバンドとはもともとペットの去勢・避妊薬として開発されたもので、これを人間に与えますと、一切妊娠ができなくなり、以降妊娠したくとも一切不妊治療ができなくなるものです。完全永久不妊症となるのです。
――以下略――
すごいなぁ。「民族根絶やしワクチン」というのはなかなか思いつく名称じゃないですよ。共産党系団体と公明党と自民党婦人部を陰で操っているのは民主党だ、という陰謀論の香ばしさも満点ですし、「つぼみの状態の子供に」という語感の気持ち悪さもスリル抜群です。
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なんだろうなぁ。そんなに山野車輪がうらやましかったのかなぁ。
ちなみに、富田さんによるエントリの元ネタになったのは、「日本の子供の未来を・守る会」という団体が書いたエントリだったのですが、文中でリンクが貼られているそちらは、削除されてまったく違う内容になっています。
元のほうではなにか考えがあって削除したのかもしれませんが、こうやって「拡散希望」だけが残るというのもネットの怖さですね。
この「日本の子供の未来を・守る会」(←なんだこのナカグロ)は、このような理念のもとに設立されたんだそうです。
母親として、女性として日本の行く末を思い、この会を立ち上げました。 このすばらしい日本を子供たちに残すために、これ以上潰されることがないように、守っていきたいと思います。
まぁなんといいますか、まさしく『ほっといてよ! ママ』って感じですねぇ。