胸いっぱいの愛を

地元の新聞でこんな記事を見まして。


http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100605t65005.htm

若者文化 輝く歴史「源流」のロンドン紹介 郡山市立美術館

 1950〜60年代に若者文化の発信地となったロンドンのライフスタイルを紹介する企画展「スウィンギン・ロンドン―ビートルズたちが輝いていた時代」が、福島県郡山市の市立美術館で開かれている。
 ロックバンド「レッド・ツェッペリン」のギタリスト、ジミー・ペイジが所有するエレキギター4本や60年代のステージ衣装7点をはじめ、世界に1台しかない59年製造の名車「ミニ」など、貴重な展示品が来場者の目を引き付けている。ペイジのエレキギターや衣装が展示されるのは世界で初めてという。
 このほか、スクーターやビートルズなどのレコードジャケット、ドレスと靴などのファッション、現代美術、生活用品、家具など、当時の若者文化や生活様式が分かる約280点を展示している。
 企画展に合わせ、6日はギタリストのジミー・サクライさんがペイジのギター奏法について公開レクチャーする。12日にはミュージシャンの鮎川誠さんとシーナさんが、60年代のロックをテーマに対談する。
 市立美術館の佐藤秀彦学芸課長は「当時の文化には今につながるいろいろな要素があり、音楽でも今日の源流が生まれた時代。明るい未来に夢があった時代でもあり、閉塞(へいそく)感が漂う今こそ、見直す時期に来ている」と話している。
 7月4日まで。観覧料は大人800円、高校・大学生500円。連絡先は市立美術館024(956)2200。

郡山市は楽都として「東北のウイーン」を名乗る街ですが、こんな企画をやっていたとは。


美術館のサイトも見てみました。


http://www.city.koriyama.fukushima.jp/bijyutukan/

展覧会タイトル  「スウィンギン・ロンドン 50's-60's  -ビートルズたちが輝いていた時代-」

  戦後の荒廃からようやく落ち着きを取り戻した1950年代半ば、ヨーロッパ諸国では経済が急速に復興し、豊かさの時代を迎えようとしていました。自動車やテレビや冷蔵庫が一般家庭の手に届くものになり、十代の若者たちがスマートなスクーターを買える時代が到来したのです。

  こうした変化にいち早く反応したイギリスの若者たちは、1960年代に入ると自分たちの音楽やファッション、映画や娯楽に興味をもち、斬新で個性的・刺激的なものを求めていきます。この時代、ロックンロールをはじめ新しい音楽が次々と生まれ、イギリスからはビートルズローリング・ストーンズヤードバーズザ・フーなどのバンドが次々にデビューし、世界へと羽ばたいていきました。ロンドンのカーナービー・ストリートには、若者向けのブティックが次々とオープンし、ストリートには、モッズ・ルックできめた若者たちがたむろし、ミニスカートをはいたツイッギーが登場して、ロンドンが若者文化の発信地となっていきました。「スウィンギン・ロンドン」と称されたこの興奮と熱狂のなかで、伝統的な階級の壁は崩れ、才能があれば誰にでも成功する道が開かれ、様々な分野で新しい才能が次々と芽生えていきました。

 本展は、ロンドンで1950年代から1960年代にかけて日常生活に取り入れられた各国のデザイン製品とともに、ファッションや音楽をベースとした若者文化をとりあげ、当時のライフスタイル全般を振り返ろうとするものです。


イベントもいくつかありますね。でも、シーナ&ロケッツトークショーはまだしも、御茶ノ水の楽器屋じゃあるまいし、郡山の美術館でジミー桜井のギタークリニックとか誰が見に来るんだよと思ってしまいます。ジミー桜井なんて、毎月「ヤングギター」と「ギターマガジン」読んでる人ぐらいしか知らないよ。



そもそも、企画展のテーマは「スウィンギン・ロンドン」に「ビートルズ」なのに、展示しているのはジミー・ペイジレスポールやダンエレクトロ、というのはちょっと違和感がなくもないというか。

レッド・ツェッペリンII

レッド・ツェッペリンII

とはいえ、ぼくもレスポール弾きの端くれなので、ジミー桜井のギタークリニックには興味がありますが、今日は用事があって行けないのが残念なところです。