ローリング・ドリーマー

今日はジャンボ鶴田の命日。今年で十七回忌です。



思えばジャンボ鶴田という人は、レスラーとしてあり余るほどの才能を持ちながら、それをお客にどう見せるかというビジョンがなかなか追い付かなかった人でありました。80年代前半まで、プロレスファンがジャンボ鶴田を語るときは、決まってその歯がゆさが枕詞になっていたものです。
それが、天龍源一郎との戦いを経て、他のレスラーが「鶴田を本気にさせる」というテーマを持つようになってからは、その持ち味を存分に発揮できるようになりました。早すぎた晩年はつくづく残念でなりません。同世代の長州力藤波辰爾、そして天龍はテレビタレントとしても活躍していますが、もし鶴田が元気で存命だったら、どんな活動をしていたことでしょう。案外、早めに引退してタレント活動に転身していたかもしれないなあ。でも、ギターの弾き語りが趣味だったという鶴田さんですが、歌は藤波さんよりちょっぴりうまいぐらいのレベルだったんだよなあ。きっとイジられてただろうなあ。