ドルジはどうしたッ! 金返せ一宮ッ!

朝青龍がプロレス団体旗揚げ! という、皆さんお待ちかねのニュースが飛び込んでまいりましたッッ!


http://www.daily.co.jp/ring/2010/03/11/0002773583.shtml

朝青龍、プロレス新団体3・21旗揚げ

 元横綱朝青龍(29)がプロデュースするプロレス新団体「MAP(モンゴル・アサショーリュー・プロレス)」が発足することが10日、分かった。旗揚げ興行は3月21日に東京・新宿FACEで開催。詳細は11日に都内で発表される。朝青龍は、引退の原因となった“泥酔暴行事件”で存在がクローズアップされた個人マネジャー・一宮章弘氏(31)を通して新団体に協力していく。この日は一宮氏とともに中国経由で母国モンゴルに向かったが、今後は現地の選手発掘などでも手腕を振るいそうだ。

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 「MAP」は性別やジャンルを超えた選手たちによって、広く多彩な世界をリングに描く「地図」という意味も込められているが、実は、そのものズバリ「モンゴル・アサショーリュー・プロレス」の略でもあった。

 関係者によると、現時点で朝青龍がプロレスラーとしてリングに上がる可能性はないが、興行内で予定されるさまざまな企画の中に「モンゴル相撲」というカテゴリーを設置。そこに現地の選手を発掘するなど、朝青龍がプロデューサー的な立場となって団体に“参戦”する方向で話が進められているという。

 同団体には、個人マネジャー・一宮章弘氏も参加。同氏は今年1月の“泥酔暴行事件”で自らが殴られたと証言した責任を取って一度は辞任したが、朝青龍にとっては側近中の側近だった。引退後、改めて同氏を専属マネジャーに採用し、現在も行動をともにしている。実際、この日の帰国に同伴したように信頼は厚い。その章弘氏が兄でプロレスラーの一宮章一とともに今回の企画を立てたことから、朝青龍の“プロレス参戦”は必然的な流れとなっている。

 当初、3・21旗揚げ戦では一宮兄弟がタッグを結成し、国内の某有名レスラー組と対戦予定だったが、当面は章弘氏が朝青龍とともにモンゴルに滞在するため、延期となった。そこで、一宮兄弟は改めて、朝青龍がスカウトしたチーム・モンゴリアンと対戦するプランを練っている。

 もちろん角界との関係は配慮し、長期的な視野に立って活動していく。近い将来、一宮兄弟VSモンゴル軍団が実現した暁には、“ボス”も来場し、指揮官としてリングサイドでさい配をふるうことになりそうだ。

アメリカのプロレス界には、昔からモンゴル人ギミックのレスラーがいました。1964年に、カナダ人のアーチー・ゴルディが”モンゴリアン・ストンパー”のリングネームを名乗り、アントニオ猪木と偽東洋人コンビを組んだのが元祖でしょうか。


モンゴリアン・ストンパーのストンピング

↑ぜんぜんモンゴル人に見えないんですけど。



60年代後半になると、ブラックジャック・ダニエルが”ジート・モンゴル”を名乗り、ベポ・モンゴル(ニコライ・ボリコフ)とのコンビ”ザ・モンゴルズ”で、ニューヨーク地区で人気を博しました。


パートナーをベポからボロ・モンゴル(ビル・イーディ、のちのマスクド・スーパースター)に変えて息の長い活動をしていましたが、この人たちはドジョウひげを生やすなどして東洋人っぽいキャラをちゃんと作っています。



また、元力士で新日本プロレスに所属していた小沢正志は、1978年にメキシコで”テムジン・モンゴル”を名乗ってモンゴル人ギミックに変身し、翌年にアメリカ本土へ進出してからは”キラー・カーン”に改名して一世を風靡しました。


現在はプロレスを引退し、新宿歌舞伎町で「ちゃんこ居酒屋カンちゃん」を経営しています。おいしくてボリュームのある、いいお店です。

お探しの店舗のページはありませんでした

http://www.kan-chan.jp/


しかし、この人たちはいずれもモンゴル人ではありませんでした。というか、カーンさん以外は東洋人ですらありません


今回の新団体では、”モンゴル相撲”カテゴリーを設けて現地の選手を発掘するといいますから、プロレス史上はじめて、本物のモンゴル人レスラーが誕生することになりそうですね。


まぁ、このMAPなる新団体は、実質的には一宮章一朝青龍の名前だけ借りてやることになるんじゃないかと思うんですけど。一時はWARのオーナーにもなった*1一宮ですから、そのぐらいのえげつなさはあるでしょう。でもドルジが戦わないんでは、いつまでもお客さんは騙されてくれないと思うけどなぁ。一宮がドルジの偽造をしてリングに上がったら、これはマジで暴動ものですね。

*1:くわしくはこちら参照→http://www.ocn.ne.jp/game/og/29-saikyou/special.html