兄弟仁義

おっぱいにつまっているもの 気くばり目くばり思いやり

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叶姉妹が実の姉妹ではないように、ウルトラ兄弟も実は血のつながりはない、ということを知らない人がよくいます。


ウルトラ兄弟」という言葉は、『帰ってきたウルトラマン』放送中の1971年に、小学館の「小学二年生」ふろくの冊子において、ゾフィー初代ウルトラマンウルトラセブン、新ウルトラマンの4人を兄弟と設定したのが最初だとされています。このときは血のつながった兄弟とされていましたが各々の作品内設定と矛盾するため、「同じ光の国からやってきた兄弟のように仲の良い仲間」ということに修正されています。


先行作品『ウルトラマン』『ウルトラセブン』ではヒーローの競演はありませんでしたが(『ウルトラマン』にはゾフィー、『ウルトラセブン』にはセブン上司が登場するものの、他作品からのゲスト出演はない)、『帰ってきたウルトラマン』では、ベムスターに敗れたウルトラマンをセブンが救う回や、ナックル星人に敗れたウルトラマンを初代マンとセブンが救う回がありました。これが好評だったためか、最終回でバット星人が言うセリフにおいて、「ウルトラ兄弟」という単語が劇中初登場します。


続く『ウルトラマンA』ではウルトラの父が初登場。

ウルトラヒーローシリーズ 06 ウルトラの父 (リニューアル)

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ウルトラマンタロウ』ではウルトラの母も登場し、光の国におけるファミリー構造がここで完成します。
DVD ウルトラマンタロウ VOL.1

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しかし、ウルトラの父は「父」といってもウルトラ兄弟の実の父ではなく、光の国の宇宙警備隊大隊長にして最高司令官であり、部下たちから父のように慕われているという設定であって、これは子どもにはわかりづらいものでした。


「オヤジ」の下に「兄弟」たちが集う、という疑似家族的なあり方は、盃を介したアウトロウの世界を彷彿とさせるものがありますね。

兄弟仁義 [DVD]

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劇中で名言されている血のつながりとしては、ウルトラマンタロウウルトラの父ウルトラの母の実子であることぐらいです。
『タロウ』は母の愛をテーマとしていたので、こういう設定が必要だったのですね。


しかしこれだけでは関係が弱いと判断されたのか、


などの設定が後から付け加えられました。ややこしいなぁ。


そしてこのほど、ウルトラセブンの息子が登場するとのこと。


http://www.cinematoday.jp/page/N0019618

ウルトラセブンに息子がいた!その名はウルトラマンゼロ!しかし父を知らず…


 12月12日に公開される映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』にウルトラセブンの息子、ウルトラマンゼロが登場することがわかった。

 1966年にテレビにウルトラマンが登場して以来、ウルトラマンシリーズには総勢30体以上ものウルトラマンが登場し、世代を超えて愛され続けている。先ごろ、悪役ウルトラマンとしてウルトラマンベリアルが登場することがわかり、話題を呼んでいた。

 このたび公開される映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』には、2006年の放送のテレビシリーズ「ウルトラマンメビウス」以来、3年ぶりのヒーローとなる新ウルトラマンが登場する。その名もウルトラマンゼロ。そしてなんと驚くべきことに、ウルトラセブンのDNAを受け継いだ実の息子らしい。しかし、ゼロ本人はその事実を知らない。なんだか背後に壮大なドラマが展開しそうな予感だ。

 ウルトラマンゼロの容姿は、頭部に2本の宇宙ブーメラン、ゼロスラッガーを装備した精悍なマスクと、赤と青のボディカラーが印象的な若きウルトラヒーロー。より強い心と技を磨くため、頑丈な訓練用のヨロイを装着した姿で、とある辺境の惑星で厳しい修行を重ねていた。

 ここで、ニューキャラクターであるウルトラマンゼロのプロフィールを紹介する。
出身地:M78星雲、身長:ミクロ〜48メートル、体重:35,000トン、武器:ゼロスラッガー、光線技:エメリウムスラッシュ、ワイドゼロショット
……と期待に胸が躍るスペックだ。

 なおこのウルトラマンゼロの声を担当するのは、「機動戦士ガンダム00」の主人公、ガンダムマイスターの刹那・F・セイエイや、「DEATH NOTE」の夜神月など、人気アニメキャラクターを多数演じているほか、テレビやラジオの声優バラエティ番組でも活躍中の人気声優での宮野真守

映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』は12月12日より全国公開

母親は誰なんだろう。昨年の映画『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』では、モロボシ・ダンとアンヌ隊員が結婚していましたが、この二人の間の子ども、というわけでもないでしょうし。

実は、ウルトラセブンは異なる世界観を持った複数の作品に登場するため、彼に関する設定は、ウルトラ兄弟の中でも特にワヤクチャになってるんですね。


本編である『ウルトラセブン』では、セブンはM78星雲から地球を観測しに来た、恒点観測員304号という宇宙人であり、ウルトラマンウルトラの父は本作に登場しないので関係ありません。M78星雲には、セブン上司というウルトラセブンそっくりの宇宙人がいるだけです。

ウルトラセブン Vol.12 [DVD]

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その後、『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンA』『ウルトラマンタロウ』にもセブンは登場し、『ウルトラマンレオ』では主人公を鍛える鬼隊長としてモロボシ・ダン形態で登場します。ウルトラ兄弟の設定を復活させた『ウルトラマンメビウス』にももちろん登場し、オールドファンを感動させたのは記憶に新しいところです。



これらウルトラシリーズは多くのファンや子どもたちに親しまれ、こちらが「公式」ということになっていますが、これとは別に、ウルトラ兄弟が存在しない『ウルトラセブン』世界を舞台にした続編「平成セブン」シリーズが存在します。

ウルトラセブン「太陽エネルギー作戦」 [DVD]

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これは、1994年に日本テレビ系で製作されたスペシャルドラマ(従来のウルトラシリーズはTBS系)と、1998年から2002年にかけてオリジナルビデオで発売されたもので、旧作のSFテイストをさらに強調したアダルティな作風と、毒蝮三太夫がウルトラ警備隊の隊長になっているなど旧作ファンを意識した意欲的な内容を持っていましたが、大ヒットには至りませんでした。



こっちの世界観では、息子がいるとかいうのは考えられないですね。


この他にも、ドラマ制作に関わった若きクリエイターたちの青春群像を描いた『私が愛したウルトラセブン』という作品もあり、

NHKドラマ 私が愛したウルトラセブン(DVD2枚組)

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国際プロレス出身のプロレスラー、高杉正彦は、1982年に全日本プロレスのリングで覆面レスラー「ウルトラセブン」に変身し(当時、新日本プロレスでは初代タイガーマスクが人気絶頂であった)セブンの歌で入場するなど活動していましたが人気はさっぱりで、全日本プロレスを解雇されてからは素顔でやったりセブンでやったりしながら細々と活動していたのでした。5年ぐらい前にぼくが地元の体育館でIWAジャパンを観戦したときも、セブンでやっていたので驚いたものです。円谷プロはちゃんと把握してるのかなぁ。公認レスラーはウルトラマンロビンしかいないはずだし。


メキシコには「ウルトラマン」というレスラーがいて(初代タイガーマスクとも対戦している)その息子が「ウルトラマンJr.」を名乗っていたりもしますが、これはさすがにダメだろうと思うのはぼくだけではないですよね。