振り向いたら奴がいる

今日で三日つづけて映画館へ通っています。


というのも、おとといの30日は近くのシネコンの1000円デー(イオンのショッピングセンターに入っているシネコンなので、20日と30日のお客様感謝デー5%引きの日に合わせて映画館もサービスデー)だったし、昨日は毎月一日の映画の日で1000円だったし、今日は仙台駅東口チネ・ラヴィータが毎週水曜のメンズデーで男性客は1000円、とお得なサービスデーが続いたもので、貧乏性のぼくとしてはここぞとばかりに観てしまうわけです。



というわけで、今日は万田邦敏監督・小池栄子主演の『接吻』をやっと観てきたんですけど。


http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20080605
(↑観る前のぼくの予想)


トヨエツのお兄さん役で篠田三郎が出てきて、彼らが幼い頃の両親の話をするんですが、どうしても、その両親がウルトラの父ウルトラの母に脳内変換されて仕方がありませんでした。

『接吻』は2006年に撮影された映画なんですが、同じ年の『ウルトラマンメビウスウルトラ兄弟』には、篠田三郎ウルトラマンタロウ)を除くウルトラ役者が勢揃いしていたので、どうしてもその補完をぼくの脳が求めてしまったというか。



しかし、そんなネタを考える余裕があったのも、小池栄子とトヨエツが獄中結婚して、マスコミが取材に来るところまで。


マスコミに囲まれ質問攻めにされた小池栄子が、無視して歩いていたんですが、ふいに止まって振り向くんですよ。

その瞬間の顔といったらもう。


お し っ こ 漏 れ そ う で し た 。


いやもうね、もんのすげー怖いんですよ。とてつもなく嬉しそうな笑顔で、なんつうか、自分は全ての倫理を超越したと確信する人間にしかできない表情なんですよアレは。


ぼくも今までいろんなホラー映画観てきましたけどね。ぶっちぎりでナンバーワンの恐怖シーンでしたね。



小池栄子は全編ほとんどノースリーブか薄手のTシャツ一枚で、そのおっぱいの魅力が存分に味わえる(彼女クラスになるともはや胸の谷間を出すまでもなく、服の上からだけで充分マニアを魅了することが可能)こととか、ワイドショーの司会が八波一起なので妙に東北ローカル臭がすることとか、小ネタはいくつもあるんですが、とにかくあの振り向いた瞬間の小池栄子の顔がスゴすぎた。たぶん今夜はうなされますねオレ。


ぼくはどうも女の人の笑顔が怖くて、今まで読んだ漫画でいちばん怖かったのも、二宮ひかる先生の『ナイーヴ』で、彼氏に頭からコップの水をかけられたヒロインが、笑顔で「いやあん、冷たぁい!」って言うところなんですよ。

ナイーヴ 1 完全版 (1) (ジェッツコミックス)

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なんででしょうねぇ、心からの笑顔を向けられたことがないからでしょうかねぇ。