Chemical Warfare

今日のネタは、シンガポールから伝わってきたこんなニュースです。


http://gs.inside-games.jp/news/201/20149.html

スレイヤーズ』ファンの少年らが集団飛び降り自殺、2人が死亡−シンガポール

昨年の8月、シンガポールで『スレイヤーズ』のファンだという10代の少年ら8人が集団で自殺を図り、2人が死亡していたことが分かりました。

地元紙の報道や警察の調べによると、自殺を計画したのは自称道教信者のKu Witayaさん(16)で、弟や友人など7人の仲間に対し、一度死んで“スレイヤーズ”に生まれ変わり、魔族を倒して世界の終末を阻止しなければならないなどと説き伏せて自殺の儀式を決行。

深夜2時にWitayaさんのアパートに集まった少年ら8名は、13階の屋上に鍵がかかっていたため、予定を変更して9階の寝室に移動。儀式に参加したSia Chan Hongさんは当初怯えていたそうですが、動揺を見せなかったWitayaさんに落ち着くように説得され、2人で手をつないで窓から飛び降りました。

残された6人の少年は、Witayaさんが死亡し、Chan Hongさんが地上で倒れてうめいているのを見ると、飛び降りるのを中止して助けを求めましたが、Chan Hongさんは3時間後に病院で息を引き取ったそうです。

少年らは1週間前から自殺の儀式を行う計画を立てており、日記や遺言なども残されていたとのこと。AP通信の記事では彼らが「ビデオゲームスレイヤーズのファン」だったと報じられていますが、日本の小説やアニメシリーズとして知られる『スレイヤーズ』と今回の事件の詳しい関連性は明らかになっていません。

わが国でも、1989年に「前世が見たい」と女子中学生らが解熱剤を大量に飲んで病院に運ばれる事件がありました。当時は、「ムー」文通欄で前世の仲間に呼びかける投稿が流行っていて、これを題材にした日渡早紀の漫画『ぼくの地球を守って』がヒットしたのをご記憶の方も多いでしょう。事件を起こした少女たちは、みずき健の『シークエンス』という、やはり輪廻転生をテーマにした漫画を持っていたといいます。

ぼくの地球を守って―愛蔵版 (1) (ジェッツコミックス)

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くわしくはこちら参照。


『ムー』読者ページの“前世少女”年表 - ちゆ12歳
シンガポールのおたく市場も、20年遅れてここまで来たんですかね。


でもこれ、『スレイヤーズ』っていってもライトノベルのほうとは関係なさそうですね。

AP通信の英語版記事を読むと、「they had to die to become `slayers' who would kill demons in a World War III.」なんてことを書いてますが、リナ・インバース第三次世界大戦を闘うとは思えませんしね。


第三次世界大戦でSlayers、とかいうとむしろスレイヤーっぽい感じがしないでもない。

  • Slayer - Chemical Warfare (live 1985)


ライヴ・アンデッド(紙ジャケット仕様)

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ジーの"Suicide solution"とかジューダス・プリーストの"Better by you, Better than me"を聴いていた少年が自殺した、なんてニュースも昔ありましたが、スレイヤーもそういうトンデモには縁深いしなぁ。