猪木の異常な愛情
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090907-OYT1T00958.htm
アントニオ猪木は、師匠の力道山が北朝鮮出身であるという縁から過去に何度も訪朝したことがあり、中でも有名なのが1995年4月の「平和の祭典」です。
平壌のメーデー・スタジアムに二日間で38万人の観客を集めた(文字通りの「動員」である)このイベントでは、猪木vsリック・フレアーという名人芸としか言いようのない試合が行われ、猪木晩年の名勝負の一つとしてファンの記憶にとどめられていますが、他にもグッとくるエピソードが満載で、原田久仁信の筆で劇画化もされています。
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この会談がまたサイコーで、猪木は金書記からの質問はテキトーな生返事でごまかしつつ、「日本にミサイルが向いているというのは本当ですか?」と、いきなり核心に踏み込んだことを口走ってゴマシオを慌てさせます。
金書記が「日本国がおかしなことをしなければ何も心配はないのですよ」と老獪な返事をすると、猪木は不気味な笑みを浮かべつつ、
「実は、日本のミサイルも共和国に向いていますッ!」
という爆弾発言をかまします。これにはゴマシオも金書記も
( ゚д゚)ポカーン
となりますが、猪木は少しも動じず、
と、お得意の下ネタをかまして金書記の笑いを誘い、ゴマシオも「さすがだ! イノキ! 一撃で相手の心をつかみやがった! どんな大臣にもできねえ芸当よ!」と梶原一騎調で感嘆するのですが、これ国辱発言ですよねぇ。
北朝鮮の女性に対するセクハラ、という批判はまぬがれないところでしょう。その土地の女性を、共同体の持ち物であるかのように考えるマチズモ的な発想がこの発言の裏にはあると思われるのですが、まぁ猪木だからということで、フェミニストの方々には目をつぶっていただきたいものだと!