芋たこなんきん
- 作者: 芥川竜之介
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/10/16
- メディア: 文庫
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しかし、これは芋粥という食べ物が山芋を甘葛の汁で煮た一種のスイーツのようなものだからであって、鍋物というのは基本的に、鍋が大きければ大きいほどおいしそうに見える性質を持っています。
というわけで、昨日、山形市で「日本一の芋煮会フェスティバル」が開かれました。
この催しは、1989年から、毎年9月の第一日曜日に山形市の馬見ヶ崎河川敷で開かれているもので、東北では秋の風物詩となっています。
直径6mの大釜で3万食ぶんの芋煮を作り、パワーショベルですくい取るというから豪快ですね。この催しに使うパワーショベルは、潤滑油としてグリスの代わりに食用油を使っている清潔な特注品ですので、衛生的にも安心だそうです。
この会場は、山形自動車道・山形蔵王ICからほど近いところにあり、交通の便がいいです。とくに今年は人手が多く、芋が足りなくなるというハプニングもあったそうな。
http://www.asahi.com/national/update/0907/TKY200909060253.html
芋煮が足りない 突然の配布中止に2千人どよめき 山形
21回目を迎えた「日本一の芋煮会フェスティバル」が6日、山形市の馬見ケ崎河川敷であった。青空の下、あちこちで家族連れが芋煮をほおばった。だが、主催者のミスで最後に芋煮が足りなくなる事態が発生。何時間も待った末に、芋煮を味わえなかった来場者も多くいた。
今年は直径6メートルの大鍋で「内陸風しょうゆ」約3万食、3メートルの中鍋で「庄内風みそ」約5千食を用意した。主催する「日本一の芋煮会フェスティバル協議会」によると、来場者は約20万人で過去最多。自宅から持ってきた鍋に数人分の芋煮をよそってもらう人も多かった。東北を旅行中の神奈川県の農業芳野克男さん(60)は「河原で食べるというのがまたいいね。今日は天気もいいし、よりうまく感じるね」と満足そう。
途中までは例年通りの楽しい芋煮会だったが、最後にトラブルが発生。芋煮が足りなくなったのだ。午後2時25分。芋煮の配布中止を知らせる放送が流れた。日差しが照りつけるなか、待ち続けた約2千人からどよめきが起きた。主催者側は「機械の故障」と説明したが、実は「具がなくなった」。すでに大鍋の中は汁だけで、最後は芋煮の代わりに、残った汁だけ無料で配られた。
芋煮が足りなくなった理由について、同協議会は「(1杯300円の)券を予定の3万食分より多く販売したか、1杯の盛る量が多すぎた可能性がある」としている。
中止決定後、本部前には払い戻しを求める来場者が列をつくった。友人と3人で仙台から来た会社員の男性(35)は「明確な説明がなかった。具がなくなったのなら、きちんと伝えてほしかった」と不満げ。宮城県から妻と訪れた男性(35)は「せっかく来たのに残念。来年は気を付けてほしい」と言って帰った。
実際に行った人によるルポはこちら。
http://d.hatena.ne.jp/matsukazuto/20090907/1252312022
これたぶん、例年なら前売り券だけ買って会場に来ない人がある程度いたんでしょうけど、今年は晴天とETC1000円割引という好条件もあって予想以上にお客が多かったんでしょうね。だって山形市の人口が25万6千人ぐらいなのに、20万人の人手ですからねぇ。
山形のおっとりした土地柄のため、大きな騒ぎにはならなかったのが不幸中の幸いです。これが仙台だったら、暴動になるところです。下手すりゃ死人が出ましたね!
(同じ東北地方でも、場所によって人の気質はけっこう異なる。仙台は北日本でいちばん運転マナーが荒いと言われる土地柄である)
でも、最後に汁だけは残ったんだから、そこにカレールーとうどん玉を投入して、シメのカレーうどんを作ればよかったと思いますね!
[rakuten:yamazawa:10000185:detail]
本場の山形では、芋煮の具をあらかた食べたあとに、カレールーとうどんを入れるのがここ数年の流行だそうです。
ぼくも家庭で一度やったことがありますが、甘しょっぱいベースの味とカレーの辛味がよく合って、コクのあるカレーうどんができますよ。
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今回の実行委員会も、そのぐらいの機転は効かせてもよかったんじゃないでしょうかね。