あ、じゃ、ぱん!
昨日の「小説家になろう講座」は、矢作俊彦先生を講師にお迎えして開かれました。
- 作者: 矢作俊彦
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- 発売日: 2009/11/21
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今回の講座では、テロリズムを扱った短篇小説がテキストとして使われたのですが、その考証の甘さについて具体例を挙げながら指摘され、「小説で人を殺すなら、本気で殺しにいかなきゃダメだ」とおっしゃっていたのがとても印象的です。
矢作先生は、漫画家や映画監督としても活動されていましたが、その経歴からもわかるように、小説より以上に漫画や映画からインスパイアされたものが大きいそうです。ことに、ゴダールの『気狂いピエロ』から受けた衝撃は大きく、ちかぢか出る新作も、連載時には『常夏の豚』だったのを『気狂いポーク』というタイトルに変える予定だとのことです。
気狂いピエロ 【ベスト・ライブラリー 1500円:第4弾】 [DVD]
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『気狂いポーク』というと、なんだか「グーペのとんかつ教室」を連想してしまいますけどね。
ホームページ作成サービス「グーペ」のキャラクターブログ「とんかつ教室」
他にも、作家の収入に関するシビアな話など、興味深い内容の講座でした。
講座の後の懇親会では、なぜか矢作先生がぼくのことを「君は人殺しの顔をしている」と妙に気に入ってくださり、「君は作家より役者になるといい」「今の映画界は”怪優”がいないからダメだ。天本英世さんは良かった」と、映画のお話もたくさん聞かせてくださいました。矢作先生が『バトルヒーター』(人喰いコタツが人を襲う、爆風スランプ主演の映画)の制作に関わったときのお話なんて、
そう聞けるものではありません。
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クレージーキャッツの『日本一の裏切り男』(佐々木守と早坂暁が脚本を書いた、植木等が売国奴を演じる映画)がものすごい傑作だった、と教えていただいたので、こんど観てみようと思います。
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来月の告知
来月は、11月28日(日)に、直木賞を受賞されたばかりの中島京子先生を、講師にお迎えして、開講されます。
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http://www.gakushubunka.jp/yugakukan/
〒990-0041 山形市緑町1丁目2番36号 TEL 023-625-6411
- 受講料:年会費制、今回より受講の方は4000円(4講座) 単発受講の方は1200円 学生は半額、高校生以下は無料
- 申し込み・問い合わせ先:(株)さくらんぼテレビジョン「小説家になろう講座」係 http://www.sakuranbo.co.jp/special/narou/info.html
TEL023-628-3911(平日 10:00〜18:00)、問い合わせ専用アドレス sakka@sakuranbo.co.jp