誰がために

「週刊少年サンデー」と「週刊少年マガジン」が今年で創刊50周年を迎えるというので、いろんなコラボ企画が行われていますが、こんなゲームも出ています。

サンデー vs マガジン 集結! 頂上大決戦

サンデー×マガジン 熱闘! ドリームナイン

先だって発売されたDS用野球ゲームに続き、今度は対戦格闘ゲームで、両雑誌のヒーロー・格闘漫画から新旧のキャラクターが登場しています。

出てくるのは次の人々。

サンデー陣営

• 高槻涼（皆川亮二『ARMS』）
• 犬夜叉（高橋留美子『犬夜叉』）
• 植木耕助（福地翼『うえきの法則』）
• 蒼月潮（藤田和日郎『うしおととら』）
• R・田中一郎（ゆうきまさみ『究極超人あ〜る』）
• 墨村良守、雪村時音（田辺イエロウ『結界師』）
• 白浜兼一、風林寺美羽（松江名俊『史上最強の弟子ケンイチ』）
• 明石薫（椎名高志『絶対可憐チルドレン』）
• 綾先ハヤテ（畑健二郎『ハヤテのごとく！）
• 滝沢昇（島本和彦『炎の転校生』）
• 鉄刃（青山剛昌『YAIBA』）
• 花菱烈火（安西信行『烈火の炎』）

マガジン陣営

• 矢吹丈（高森朝雄・ちばてつや『あしたのジョー』）
• 南樹、クロワッサン仮面（大暮維人『エア・ギア』）
• 美堂蛮（青樹佑夜・綾峰欄人『GetBackers-奪還屋-』）
• 新堂功太郎（蛭田達也『コータローまかりとおる！』）
• 島村ジョー（石ノ森章太郎『サイボーグ009』）
• メカ沢新一（野中英次『魁!!クロマティ高校』）
• 鬼眼の狂（上条明峰『SAMURAI DEEPER KYO』）
• タイガーマスク（梶原一騎・辻なおき『タイガーマスク』）
• デビルマン（永井豪『デビルマン』）
• 幕乃内一歩、鷹村守（森川ジョージ『はじめの一歩』）
• ナツ・ドラグニル、ルーシィ・ハートフィリア（真島ヒロ『FAIRY TAIL』）
• ネギ・スプリングフィールド（赤松健『魔法先生ネギま！』）

このほかに、サポートキャラとして『がんばれ元気』とか『スーパードクターK』も登場しますし、

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まぁ、こういうゲームは『ファミコンジャンプ』の昔からムリがあると決まっているものですが、まさかジョーもロボットや妖怪と戦わされるとは思ってもみなかったことでしょう。というか、マガジンの格闘ものでなんで三四郎が出ねえんだよ。

1・2の三四郎 1 (KCスペシャル)

ぼく的に気になったのが、009がマガジン陣営にいること。

『サイボーグ009』は、最初は1964年―1965年にかけて「誕生篇」から「ミュートス・サイボーグ篇」までが「週刊少年キング」に連載され、1966年には名作の誉れも高い「地下帝国ヨミ篇」が「週刊少年マガジン」に載りました。
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「地下帝国ヨミ篇」ラストで002とともに死んだはずの009でしたが、読者の熱望に応えて復活し、「冒険王」「COM」「週刊少女コミック」（←昔はエロ漫画じゃなかったのだ）「月刊少年ジャンプ」「プレイコミック」「月刊マンガ少年」などにさまざまなエピソードが掲載され、1979年から1980年にかけては、アニメ化に合わせて「週刊少年サンデー」に連載されました。

• サイボーグ009 OP「誰がために」

サイボーグ009 1979 DVD-COLLECTION Vol.1

ぼくの知ってる009といえばこれなので、009はサンデーのイメージが強いんですよねぇ。単行本も、秋田書店のサンデーコミックスで長いこと出てることだし。

サイボーグ009 (第1巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス)

野球ゲームと格闘ゲームが出たので、次はボクシング漫画だけ集めてやってほしいですね。マガジン代表はジョーと一歩と『タフネス大地』あたり、サンデー代表は『がんばれ元気』に『タッチ』、そしてもちろん『Ｂ・Ｂ』で。

B.B(ビー・ビー) 31 (31) (少年サンデーコミックス)