国破れて山河あり

というわけで、「もういい加減に、突然やってくる女の子と幼なじみの組み合わせとか飽きない?」と話題になっているアニメ『アキカン!』の第二話がたまたまさっき放送されてたので、見てみました。

アキカン! 1(特装版) [DVD]

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…全っ然わかりませんでした。


なにこの変な絵。いまのアニメってみんなこんな歪んだ顔と身体なの? ジュース飲もうとしたら缶が女の子になる、ってそれどういう意味? アニメ化するにあたって、企画会議でどう説明したの?


出てくるキャラクターが、幼なじみとか怪しい自称魔女とか影の薄い脇役とか、いちいち類型的というか、決まり文句しか言わないような人ばっかりってのは、作り手の意欲を疑いたくなるんですが、そういうことを気にするようでは萌えの最前線にはついていけないんでしょうね。


ところでこのアニメでは、ヒロインのメロンは家で野球中継ばっかり見ていて(野球のルールとかぜんぜん知らないのに「なんだかみんな楽しそうだから」という理由で)、好きなチームは阪神だそうなんですが。


エンディングのクレジットを見ると、「協力:日本サンガリア ベバレッジカンパニー」と出ているんですね。


そうか、このアニメもサンガリアのCMだったんだ! そう思えば、どんな無茶な設定でもなんとなく納得できてしまうというライフハックの実践。



それと、オープニングクレジットでは「製作:鳥嶋和彦」と出ていたので、マシリトも元気そうで何よりですね。

原作は集英社スーパーダッシュ文庫から出ているライトノベルなので、集英社の取締役であるマシリトも関係あるんでしょう。


それと、この作品では主人公が中学時代に、学校で、銃で武装した犯人による誘拐未遂事件(幼なじみの子がさらわれそうになった)に遭遇しており、そのとき犯人の銃を奪って撃ったことがトラウマになっていて、人を攻撃できないそうなんですけど。


…その設定、深町秋生先生の『ヒステリック・サバイバー』に影響されてるんじゃねえか。
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