長モノの持ち込みはご遠慮下さい

靖国』を観てきたッス。珍しく超満員でした。

靖国 YASUKUNI [DVD]

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これ、刀鍛冶のじいさんは丸ごとカットしちゃってもよかったんじゃないッスかね。


だって、中国人の監督はどう思うか知らないけど、日本刀を作る工程なんて日本人なら見慣れてるでしょ。
あんなに長々と映しとく必要ないよ。沈黙が長くて、なんかいたたまれなくなって来るんだよね。


個人的な面白ポイントは、高金素梅の抗議を日本語に通訳するおっさんがすげえハイテンションで、明らかに語調を強めて訳してたところ。


キル・ビルVol.1』で、ルーシー・リューが強い語調で話してるのをジュリー・ドレフュスが丁寧な日本語に訳すというギャグがありましたが、その逆って感じですかね。


あと、小柄な左翼青年が式典に乱入してフルボッコにされる場面も、右翼青年が彼にかけた袈裟固めがむちゃくちゃヘタクソだったのが妙に可笑しくて、場内には失笑が聞こえました。

寝技で勝つ柔道

寝技で勝つ柔道

んで、血まみれになった彼がさわやかな弁舌を披露しながら警察に連行されていくわけですが、しゃべってる口調が完全にセリフになっちゃってるんですよね。


なんか、有名な「飛影はそんなこと言わない」のコピペを思い出しました。
http://sharekowa.obunko.com/sharekowa/3/826.htm

青木:
あれは本当にドキュメントみたいなビデオで、監督さんに聞いたら最初女優さんがオタクだって
知らなかったから、もうただひたすら怖かったんですって。
イっちゃった目で「飛影、俺は、俺は・・・・・・」とか言い出してるし・・・・・・。


岡田:
途中で、その女の子の頬をパンパン張り飛ばすシーンがありました。
クスリかなんかでイってると男優さんが思ったらしくて、「オタクは社会性を持て!」みたいな
洗脳張り手が乱れ飛ぶ。
でもその女の子はなんで叩かれてるのか分からないって顔しながら、キーホルダーを「ぎゅ」
って握り締めてて(笑)。


青木:
そのシーンですごいオタクっぽいなあと思ったのが、女の子が叩かれたときに「痛い」って
言ったでしょう。
ところがそれ、普通の人が叩かれたときのリアクションの「イタっ!」じゃなくて、セリフの
「痛い」なの。
オタクの人ってよく「ウルウル」とか言うでしょ。あれなんですよ。あれと同じ、セリフ口調の
「痛い」だったの。
それ聞いて、「ああ、擬音を口に出すようになったらあかんなあ」とため息ついてしまって(笑)。
ダメですよねえ、口に出しちゃあ。


岡田:
無意識にやっている人、多いですからね。日常会話がアニメのアテレコ口調になってる人。
皆さんも気を付けないと(笑)。

気を付けないとあかんですね。



それにしても、終戦記念日にはコスプレの人が大挙して靖国神社に参拝するようですが、靖国はコスプレ規制がメチャゆるいんですね。



だって、でっかい旗ざお持ってくる人はいっぱいいるし、モデルガン抱えた軍服集団は「捧げ銃」とかやってるし、摸造刀を抜いて本殿前で踊る人もいるし。


コミケにあんなの持ち込んだら、一発で追い出されますよ!


サーベル持ってて逮捕されないのは、タイガー・ジェット・シンだけでいいと思います。
http://www.indianrestaurant-guns.com/


シンの親戚が経営する、つくば市のカレーレストラン。シンはこんど新団体を旗揚げするそうですが、メンバーは一宮章一に有山いいともにゴージャス松野、とサンジャポファミリーが勢揃いしてるのがなんとも知れん味を出しています。


いちおう高山善廣とか石川雄規も出るそうですけどね。