ビルマの黙示録

ランボー 最後の戦場』を観てきたんですけど。


これ、『アポカリプト』に似てない?

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軍人が捕虜にチキンレースを強要するところとか、即物的な残酷描写とか、ジャングルの中を逃走しながらブービートラップを仕掛けるところとか、テイストが共通してたと思いますね。


シリーズのお約束であるトラウマ回想ネタ(『ランボー』第一作以降、帰還兵がトラウマのフラッシュバックで苦しむという描写はギャグ漫画にも頻出するようになった)もあるし、トラウトマン大佐がいないのはまぁ仕方ないとして、観客の求めるものに忠実な映画でした。


ただ、今回ランボーとともにボランティア救出作戦に参加する、五人の仲間たちはけっこう魅力的なキャラだったので、もう少し個別な掘り下げが欲しかったですね。


公式サイトではいろいろ書いてあるんですが、”スクールボーイ”以外、本編中ではろくに名前もわからなかったもんなぁ。


あと、細かいところで印象に残ったのが、基地のステージで、さらってきた女にダンスショウをやらせている場面。
踊っている女のバックで、水島上等兵が持ってたのと同じ竪琴を弾いてるヤツがいたんですよね。


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日本人のビルマ観に、この作品が与えている影響ははかりしれんですね。