君は学生プロレスを見たか
なんと、今年まだ一本も映画を観ていないことに気がつきました。がーん。
というわけで、今日は『ガチ☆ボーイ』を観てきたのです。
佐藤隆太が演じる、憶えたことが一日しかもたない記憶障害の五十嵐が、学生プロレスに挑むという物語。
全体的にちょっと演出のテンポが悪く、モタるところが目に付き、クライマックスの試合におけるプロレス解釈の安易さも気になりました(プロレスは相手との信頼関係で成り立つものなので、パートナーや仲間のみならず、対戦相手とも理解しあってほしかった)が、なかなか感動できる作品でした。
プロレス場面での殺陣はばっちりだし(新崎人生が監修)、ヒロインのサエコや妹の仲里依紗も可愛いです。
記憶障害ネタは、『博士の愛した数式』なんかでも使われた”泣かせ”の定番ではありますが、プロレスでコレを扱うのは、小人レスラーの隼大五郎がモデルになってるのかなぁ。
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その後も病状は悪化し、2001年には痴呆状態となって介護老人施設に入所したそうです。
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小人プロレスという文化ジャンル自体も、全女の崩壊や、最後の名人リトル・フランキーの死によって日本から消滅してしまいました。
しかし、こないだWWEを見たら、ホーンスワグルという小人レスラーが堂々とテレビに出ていて、やっぱりアメリカは違うなぁと思わされましたね。
- ホーンスワグル&デイヴ・フィンレー
この小人が、ビンスの隠し子アングルで出てくるんですよ。すごいなぁ。
フィンレーも元気そうでなによりだー。