破壊王の想ひ出

三が日も明け、仕事初めなんていう話題もちらほら聞かれるようになってきました。

そういえば今日は1・4なんだよなぁ。昔はこの日といえば新日の東京ドームで頭がいっぱいだったのに、今はぜんぜん興味がなくなってしまったのが自分でも信じられない。


東京ドームといえば、やっぱりこれですね。(1月4日じゃないけど)

  • 闘強導夢張り手&蝶野笑いこらえる

何回見ても面白いですが、この日の興行では北尾光司が衝撃的デビュー(笑)を果たしてもいるんですよね。


あれから18年を経て、北尾の相手を努めたクラッシャー・バンバン・ビガロも、覆面レスラー「ペガサス・キッド」としてのデビューをこの日したクリス・ベノワも、新日vs全日対抗戦の初戦を飾ったジャンボ鶴田も、そして橋本真也も、すでに幽明境を異にしていると思うとなんとも言えんものがあります。


橋本はマイクを使ったアピールが上手くなく、カッコいいことを言おうとしては失笑を買うことが少なくありませんでした。

とくにその不器用さが強く出たのが、あの長州力とのタココラ問答。

これたぶんね、長州がなに言ってんのかわかんなかったんだと思うんですよね。


また、そのトンパチな行動で数々の逸話を残し(合宿所に犬を拾ってきては若手に世話を押し付ける、エアーガンで雀を獲って天山広吉に食べさせる、突如「豆腐を作る」と言い出し、大豆とにがりを買ってきて一日がかりで自家製豆腐を作る、などなど)、先輩のライガーには「あのデブ」と怒られ、ミスターB.D.こと後藤達俊にも「とんでもないヤツだ」と言わしめたのですが、後輩の小島聡なんかは「橋本さんはむちゃくちゃな人だけど、でもあの人は裏表がないから」と慕っていたものでした。


ぼくも、もう15年ぐらい前になるでしょうか、地元の体育館で新日本プロレスの興行があり、橋本のサイン&握手会に参加したことがありました。そのために「破壊王」Tシャツまで買って。


橋本の手の厚みは今でもはっきり覚えていますが、サイン入りTシャツはもうタンスのどこにあるのかわからなくなってしまいました。



(今日の日記は、友人のふじこさん<仮名>のリクエストにお応えして、橋本特集にしました)