検校はてな屋敷

どんだけでござる

虎にも負けず 牛にも負けず

雪なら無刀取り 夏は水鎧する丈夫な体と精神と同胞たちを持ち


欲はあり野心は一杯 愛想笑いも虎拳もする

周りにはいつも検校の笑い声が絶えない


もちやの銀鐔の差し入れと暴君への取り入りを欠かさず 女など眼中に無く

心眼で殺気を読み 足掻き 臆せず


他流ものが馴染みにくいと評判の道場に単身乗り込んで 馴染みまくり

日坂に舟木兄弟のぬふぅがあれば 行って中目録流れを発揮し

遠州灘に海亀の卵があれば 行ってザクッザクッと割り

金屋宿の外れで追い剥ぎに遭遇すれば いくに怖がらなくてもいいと言い

研屋町に囲われ者あれば ねずみを片付けようと胸を叩く


侍の出ではないが武士より漢らしく

なのに美形で色好み なにより間男と評判で

みんなに仕置され 彼奴はすくたれ者にござると言われる

そういう伊良子清玄に 暗闇で斬られたちゅぱ衛門

シグルイ 藤木源之助 (1/10スケールPVC塗装済み完成品)

シグルイ 藤木源之助 (1/10スケールPVC塗装済み完成品)

元ネタ:http://d.hatena.ne.jp/fuuuuuuun/20070801/p1

すくたれ者のぼやき

こんなところで鬱憤を晴らしている場合じゃないな、と思った。

真面目に取り組んで剣術を修行すれば、おそらく中目録ぐらいは簡単に取れるだろうけど、

最近の中目録は何やら金許しだの義理許しなどないと伝授出来ないようなので、

まあ、それでも結局は何かしらの秘奥義をもらえるだろうし、そうじゃない修行なんてやらないだろう。



そろそろ私も重い腰を上げなくてはな…と思った。

虎眼流を学ぶにはそれなりの下地がなくては…と考え、様々な流派を勉強していたが、

結局は感情に任せた無頼の日々で世間は一向に構わないようだと気づいた。

いや、気づいてはいたが、腰が重かっただけだ。

ここで大御所徳川家康を持ち出すのはいい加減やめておこう。

自分より明らかに才能も剣力もない連中が濃尾三天狗としてデビューしていることに悶々としている日々はオサラバだ。

要するに、とりあえず道場破りで乗り込めばいいんだろ、虎眼流に。

元ネタ:http://d.hatena.ne.jp/automate_tomo/20070508


話題のエントリを見ると、とりあえず虎眼流改変を試みるというクセが治りません。


ただ、下のエントリの人は別に「芥川賞ぐらいは簡単に取れる」と本気で思ってるわけじゃないだろうに、マジで批判してる人が多いのはなんだかなぁと思います。


あと、この人はこんなのも書いておられますが。
http://d.hatena.ne.jp/automate_tomo/20070725#1185349589

強烈な感覚だった。

首を絞められたり、体の至るところを抓られたり、爪を立てらりたりした。



私は初めて味わう強烈な感覚に快楽とも苦痛とも判別することが出来ぬまま、

ただ相手の次の刺戟を待っていた。



「痛くないの?」




相手が訊いてきたので、わからない、とだけ答えた。

首を絞められたときには流石に頭がぼんやりしたけれども、

それとて味わったことのない面白い感覚であった。




遊戯は新鮮なものほど興味深く、味わい尽くしたくなるもの。

果てるまで、我ら思いつくままに振舞う。

これ、漫画版『餓狼伝』の泣き虫サクラvsグレート巽みたいだなぁ。

餓狼伝(7) (アッパーズKC)

餓狼伝(7) (アッパーズKC)