移民の歌
本日は超獣忌。ブルーザー・ブロディの命日です。
- King Kong (Bruiser) Brody vs Leon White
これは、アメリカのAWAにおけるブロディvsレオン・ホワイト(後のビッグバン・ベイダー)の試合。
たぶん1985年〜86年と思われます。
ブロディがコールされるとブーイングが起こってますね。カリスマ的支持を得ていた日本では考えられないことです。
マネージャーがザ・シークというのも日本では考えられません。
当時、ベイダーはプロレスデビューしたばかりでまだまだグリーンボーイ。技のレパートリーも少なく、試合運びも稚拙ですね。はっきり言って役者が違うって感じです。
ベイダーがレスラーとして才能を開花させるのは、1987年暮れの両国TPG暴動を経て88年以降なので、この時点ではブロディの一人舞台でした。
- Bruiser Brody interview from Spring '77 Re: Bill Watts
こちらは、77年のTVインタビュー。カウボーイ・ビル・ワットとの試合に臨む意気込みを語っているブロディです。
まだ若く血気盛んで、後年の芸風とはだいぶ違いますね。
- Bruiser Brody Interview
で、こちらはその10年後ぐらいのインタビュー。
自らのキャリアについて語る、という内容の違いもありますがそのトーンの変化は一目瞭然。
わたしの知ってるブロディのイメージはこういう感じです。
- 1988.4.15 全日本 史上初の三冠統一戦 天龍対ブロディ?
そしてこちらは、インター王者ブロディとUN・PWF二冠王だった天龍源一郎の三冠統一戦。
今は一つにまとまっているタイトルですが、もとは三つだったんですよ。
この試合では統一はなりませんでしたが、ブロディが見せたキングコング・ニードロップの美しさは奇跡的です。
天龍はこのとき、
ブロディのニードロップを喰らったとき、心臓が止まるかと思った。
だから、あわてて転げ回った。
と語っていたものでした。心臓が止まりそうになったら転げ回れ、というのは今も教訓として覚えております。
というわけで、さあ今日もブロディシャウトだ!