二十年目の超獣忌
1988年7月17日、プエルトリコで不世出の名レスラー、ブルーザー・ブロディが刺殺されてから今日で二十周年の忌日であります。
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というわけで、本日はこの動画を。
これは、1985年11月22日に郡山で行われた新日本プロレスの試合です。
ブロディといえば、レッド・ツェッペリンの”移民の歌”を入場テーマにしていたのが有名ですが、全日本プロレスに参戦していたときは権利関係でオリジナルヴァージョンが使えず、ブラスをフィーチュアしたカヴァーが流されていたものです。
ですが、この年に新日に参戦してからは、冒頭にベートーベンの”運命”をつけたツェッペリンヴァージョンが使われるようになり、ブロディの哲学者然とした風貌とあいまって、独特のカリスマ性をかもし出していました。
もしこれがジミー・ペイジにばれてたら、「この”移民の歌”はどうなってるんだ、私の作ったものではない…」と激怒して、使えなくなってたりしたんでしょうか。
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この試合が行われたのは「MSGタッグリーグ戦」ツアーのひとコマでした。
このとき、ブロディはジミー・スヌーカと、マードックはマスクド・スーパースターと組んでおり、ブロディ・スヌーカ組は決勝に進出してアントニオ猪木・坂口征二組と戦うのですが、ブロディは試合場の仙台へ向かう新幹線から突如降りて試合をボイコットしてしまいます。
代わりに藤波辰巳・木村健吾組が決勝に進出し、藤波がドラゴン・スープレックスで猪木から初のピンフォールを奪うことになるのですが、そんな話も今となっては遠い昔の夢物語のごとく。